絵本を読んで、空中散歩を楽しもう!『モノレールのたび』
絵本を読んで、空中散歩を楽しもう!
『モノレールのたび』
ある親子が、町のターミナル駅から海の近くの駅まで、モノレールで向かう様子を描いています。起伏に富んだ地形を登ったり下ったり、ときにはトンネルを抜けたりして走るモノレール。レールにぶらさがるようにして走る車内からは、住宅地や道路を眼下に見ることができ、空中散歩をしているような気分が味わえます。また、モノレールの車庫の様子なども紹介しています。
日本にモノレールは9路線ありますが、そのなかで、レールにぶら下がっている“懸垂式”のモノレールは、わずかに3路線だけ。とてもめずらしい乗りものです。作品のモデルとなったのは、そのうちのひとつ「湘南モノレール」。神奈川県の「大船」駅から「湘南江の島」駅まで、8つの駅を14分で結ぶ短い路線ですが、アップダウンの激しい地形を、上に下に、右に左にと進み、ダイナミックな乗り心地を楽しむことができます。絵本を作るにあたって作者のみねおみつさんは、モノレールに乗るだけでなく周辺のさまざまな場所で取材を重ねました。絵本に登場する場面は、沿線の風景をほぼ忠実に再現しています。
暑さも落ち着き、おでかけにはよい日和になります。お子さんと絵本を楽しんだら、ぜひ機会をつくって本物のモノレールに乗り、空中散歩を体験してみてください!
※9月10日に特別列車「モノレールのたび号」の出発イベントも開催されました。詳しくは特設サイトをご覧ください。
『モノレールのたび』特設ページはこちら
2017.09.08