旅の絵本
中部ヨーロッパ編
ミスターANNOと世界を旅しよう!
中部ヨーロッパを舞台に、馬に乗った旅人が、農村や街を抜けて進んでいきます。行く先々で描かれるのは、そこで暮らす人々の生活や行事、そしてその地域の街並みや自然。克明繊細な筆致で、中部ヨーロッパの暮らしがとらえられています。さらに、すみずみまで細かく描きこまれた中には、おとぎ話の主人公や、有名な絵画へのオマージュも。時間を忘れて楽しめる、旅する喜びが凝縮された1冊です。著者による、各場面の解説付き。
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読んであげるなら
5・6才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,540円(税込) |
ページ数 | : 56ページ |
サイズ | : 26×24cm |
初版年月日 | : 1977年04月15日 |
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ISBN | : 978-4-8340-0539-4 |
シリーズ | : 安野光雅の絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(23件)
最近、安野さんの絵を買いました。安野さんのいろいろな絵を見たいと思い、全10巻を買いました。大変満足しています。もう一度、津和野の安野美術館に行こうと思っています。
岡田 忠彦さん
子どもに買ったつもりの絵本が、いつの間にか自分のために買っていました。安野光雅氏の絵本は(特に旅の絵本)楽しくて何度も見て、今では大きなルーペでしっかり見ています。娘はすっかり本が好きになり、今は小学校で司書をしていて、幼稚園や学校で読み聞かせのボランティアなどをしています。
岩田 節子さん
二年前脳出血を発症し、左半身が不自由になった家内へ見舞いのプレゼントとして頂きました。二人とも好きな安野さんの人間味あふれた風景になごんでいます。万国共通の人の景色は形を超へて世界を感じます。
JUNさん
以前からほしかった安野光雅さんの絵本をこの度、やっとセットで購入。1ページ毎に説明を読みながら楽しんでいます。場面4の説明で“ワイン畑”を発見して、私もいつも間違えてしまうところだったので、何だかうれしくなりました。毎回主人にブドウ畑!! と言われて気がつきます。この先の絵本がとても楽しみです。
ミッキーさん
福音館の絵本で育てた息子から(50歳)母の日のプレゼントでいただきました。小さき頃の絵本を近くの保育園に整理して差し上げようとした所、「この本を見るとお母さんの声が聞こえて来るんだ」と言われ、いまだに手もとにあります。感謝です。それらを思い出しつつ、この旅の絵本を拝読しています。深い味を感じながらです。
井 子文さん
安野光雅氏の絵本は自分が小学生の頃にながめて、久しい間親しんできました。特に風景画が好きで、カレンダーのドイツのロマンチック街道(新潮社)や司馬遼太郎の「街道をゆく」の最後の数巻のイラストなど、この本を見て自分の楽しかったこの人への思い出を孫にも伝えたく購入しました。名作品と思います。
昭和太郎さん
お子さんの年齢:5・6才
学生時代、友達の誕生日プレゼントに贈って、凄く喜んでもらいました。亡くなられてから、図書館で久しぶりにシリーズを読みました。あらためて、見たい時にすぐに手にしたい絵本です。けれど持ち歩くのには、やはり大きい。シリーズが、縮小で1/4くらいのサイズがあったらと思います。
しるべさん
福音館の書籍は、昔から座右にあって愛読しています。「園芸図鑑」はその1冊です。「旅の絵本」を入手したいと書店店頭で話をしたら、最近新刊が発行されていますよと耳よりの情報を聞きました。早速、Ⅰ.Ⅱの2冊を注文した次第です。書架にあった今森光彦氏の「昆虫記」も御社発行の名著と知りました。これからの季節に有用で楽しめます。
林 武弘さん
とてもきれいなえでした。いろいろこまかくかかれていて、とてもよかったです。ああゆうのは絵を見ておはなしがつくれそうですね。どうもありがとうございます。
さらさん
お子さんの年齢:小学中学年
元々絵本が好きで、5人の孫の本はほとんど私が選んで送っていました。皆大きくなり、私はいつの間にか絵本コーナーへ立ち寄ることが少なくなっていました。そんな折、安野光雅さんが亡くなられ、その絵本のすばらしさをテレビで偶然見かけて感銘をうけ、すぐに買いました。絵は心が穏やかになるやさしいタッチで、言葉が添えてない分色々想像し乍ら楽しめ、又、解説を読み乍ら見かえし…良い絵本に巡り会えました。
清水 尋子さん
絵がすごいアイデアで、見ていて心がなごみます。以前、TVで見て2、3、4と買いアメリカ編の古い時代の所を180㎝×90㎝の板にアクリル絵の具で4ヵ月かけ、好きな所を集めて絵にしました。引越しの時もその絵を持って移り住んだ所のリフォーム屋さんにつけてもらい、今も毎日ながめて、つたない絵ですが楽しんでいます。去年亡くなられ残念で、今回この本を買いました。いつか津和野の美術館へ行きます。
ブーベの恋人さん
NHK.Eテレで放映された「日曜美術館」を観て、以前から注目していた作家だったので不足していた当本を見つけうれしかった。切手の「ふるさと心の風景」も全シート集め額に飾っている。優しくほのぼのとした画風と、良き時代の日本の原点を懐かしく味わっている。着彩だけの絵も素晴らしく、個展にも足を運んでいる。当初は我子に買った絵本も孫へ渡っており、本に込められた作者の意図を感じ取ってくれたらうれしい。御社の絵本は優れた画が多く、これからも子どもに良い影響を与えるものを続けて出版して欲しい。
サラ系さん
テレビの安野光雅氏の番組でこの旅の絵本がほしくなり、購入しました。前から安野光雅氏の絵は好きだったので、毎日眺めています。ヨーロッパ旅行に行きシリーズが全部ほしくなり、本屋さんへ注文してきました。
月形 恭子さん
私は5人姉妹の4女として生まれ、家では絵本という環境は少なく、働きものの無学の母から初めて買っていただいた本が「アンジュとズシオウ」という本でした。もっぱら母が読んでいたように思います。安野光雅の本に出合い、孫に買ってあげるという口実にして今、私が孫と一緒に読んできかせています。自分が感動した本を子どもに伝えたいです。
斉藤 小百合さん
お子さんの年齢:5・6才
ラジオで安野光雅さんのインタビューを聴き興味を持ち、旅の絵本を図書館で9冊借りました。風景も素晴らしいですが、たくさんの人が描かれています。その一人一人に物語が想像されます。名画を含んだユーモアもあり、これは手もとに置きたいので購入しました。ブリューゲルの絵にも通じるものがあり、描かれた人を眺めていると全く飽きません。
Kenさん
安野さんの世界旅行はとても素晴らしいです。私は日本から出た事がないので安野さんの絵本で知り、絵の描き方が細かいタッチで描かれ、見させてもらって心が豊かになる気がします。有難うございました。
戸田 ひろみさん
30年前に子どものために『旅の絵本Ⅱ』を購入してから、今回は自分のためにこの「旅の絵本」を求めました。数日前にTVで安野光雅さんの番組を見たからです。中部ヨーロッパを旅した気持ちを味わいました。感激しました。そして安野光雅画伯の素晴らしさを知りました。
田中 清さん
色がきれいで、絵の数々が素朴、ナチュラル、とても心に残る絵本です。9巻まで出ているので、ゆっくり読むのが楽しみです!!
谷口 博子さん
自分のために購入しました。安野光雅さんが亡くなるまで、安野光雅さんの名前も知りませんでした。私は絵が上手に描けないので、絵の描ける人に憧れます。時々見られるように、ずっと残しておこうと思います。
青空大好きさん
細かいタッチと、人々のくらしや仕事、その国ならではの風景の中に、安野さんのユーモアのある絵画の一場面が描かれていて、何度くり返し見ていても心が癒される本です。タッチももちろん、色彩の絶妙なバランスが美しく本当に素敵です。他にも購入したいと思います。
丸山 美知子さん
楽しい読書の時間をすごすことができました。幸せいっぱいでございます。安野先生はじめ、貴社から大人の絵本の発刊をお待ち申し上げます。
井上節子さん
『旅の絵本』を購入するのは4回目です。もともと姉が、中学生の頃に持っていたものを私も読ませてもらいました。大人になってから、3冊はプレゼントしたので、今回やっぱり自分用に…と、また購入しました。「どこかで見たことのある絵」の部分は、どれもふわっと浮きあがる様に見えて、透明な感じです。安野さんが大好きな絵画を大切に描いたんだなぁと、嬉しくなります。
田中 智子さん
私は1997年に大学を卒業したのち、水球武者修業のつもりでハンガリーにわたった。しかしコネも何もなく行き当たりばったりの私を待ちかまえていたのは、自分の行動力のなさをつきつけられるという、情けない日々であった。 そんなとき、現地に住む日本人に渡されたのがこの安野光雅『旅の絵本』である。もちろんこの作品は知っていたが、じっくりとひらいてみたことはなかった。 字の書いてある絵本とはくらべものにならないほど、一頁一頁時間をかけて読んだ。 「神は細部に宿る」という言葉を文字どおり絵に描いた作品で、花を抱えた老婦人が墓参へ向かっているかと思えば、こちらでは求婚をしている男性が描かれている。2階の窓からベートーベンが顔を出し、映画『駅馬車』の看板に描かれたジョン・ウェインが妙に似ていたりする(とくに鼻)。美しい女性をかけて決闘している二人の男がいるかと思えば、お尻の大きな女の行水をのぞこうとしている輩がいる。後半では昔話の名場面があちらこちらに隠れている。 この絵本を手にとってからというもの、困難ばかり(ほとんどが自分の躊躇だが)の水球から少し離れて、自転車でハンガリーを旅してみたい気持ちが強くなった。私はハンガリーには大平原があることを日本にいるときに知り、そこを自転車で走ってやろうと日本からマウンテンバイクとテントを持ってきていたのだ。 絵本を手にとってから数日後にはブダペストを出発していた。ハンガリーを3/4周し、クロアチアを抜け、アドリア海を渡り、イタリアのフィレンツェまで寄り道しながら約2000Km。テントと安宿泊の40日であった。ハンガリー大平原では地平線までつづくポプラ並木に見とれ、クロアチアでは一宿一飯の義理で農夫のお手伝いをし、アドリア海では夜明けのグラデーションに涙を流し、イタリアの山中では歌いながらドイツ人サイクリストと丘を下った。 まさにそれは「旅の絵本」を再現したような、一生わすれることのできない旅となったのである。 「市から市、国から国へ、迷いながら、はるばる旅をしました。あまり困ったときなどは、旅に出たことを後悔するほどでありました。しかし、人間は迷ったとき必ず何かを見つけることができるものです。私は、見聞をひろめるためではなく、迷うために旅に出たのでした。そして、私は、この絵本のような、一つの世界を見つけました。」 この清潔な文章は『旅の絵本』の「あとがき」である。 私はブダペストで迷い、文字通り旅に出、多くのことを見つけた。そのときの風景と、その風景の中で思ったことは私の中で生き続け、誰にもおかされることはない。
gkfujiさん
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