旅の絵本Ⅹ

オランダ編

世界を魅了した「旅の絵本」10巻目完成

克明繊細な筆使いで旅の楽しさを描く「旅の絵本」の10冊目。旅人はオランダにやってきました。運河の流れる街をゆき、チーズ市を見て、たくさんの風車がある場所を訪れ、チューリップが咲く公園へ……。オランダならではの美しい風景を堪能できます。オランダ出身の画家、フェルメールやホッベマなどの作品をモチーフにした場面も盛り込まれています。旅日記のような解説文とともにおたのしみください。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,760(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
56ページ
サイズ
26×24cm
初版年月日
2022年01月10日
ISBN
978-4-8340-8642-3
テーマ

みんなの感想(9件)

出会いは美術短大に通っていた頃から少しずつ集めて来ました。完結編をありがとう。誰もが知るお話や特定の人達が知るお話、有名な映画や絵画など、短いストーリーに単純な繰り返し画、コマ送り画等、一言も発しなくても魅力的でした。いつしか解説が付くようになって、編集者に文句を言ってやろうかと思う事もありましたが、広く知ってもらうためには折れる事も必要か、想像よりも。

数年前に水彩画の見本にと、安野さんの本を買ったのがきっかけでした。今は数冊有ります。絵画も購入しました(イギリス編)。悲しいかな安野さんが亡くなり、この最後の本を買いました。私の水彩画のタッチは、安野さんゆずりかも(笑)。何回も見ては感動しています。読んだ本は近くの小学校に寄付しています。子どもたちにも読んでほしいと思います。

「旅の絵本Ⅹ」は、とうとう出なかったなあと思っていたところ、遺稿があって出版され感動です。安野光雅さんの「A・B・Cの本」に若い時出合い、それ以来ずっと大好きです。「絵には言葉がいっぱい」という安野さんの言葉がずっと心にあります。亡くなられて残念ですが、安野さんは私の中にずっといてくれ、絵本が残されて、これからもずっと感動をいただきます。

新聞紙上で安野光雅氏の遺された絵がみつかり本になったと知り、なつかしさに購入しました。オランダにしばらく滞在して居ましたので、アンネフランクの家マタハリのレーワルデン、デルフト・キューケンホフの花、団体旅行で友と行ったキンデルダイク、妹たちとの旅、彼女らの泊まった宿がマタハリの常宿だったこと(奇遇)、マタハリの絵を見にクレーラー・ミュラー美術館へ行ったこと、デハール城ものどかでよかった。20年余の記憶がよみがえりました。

この本はすばらしい。安野さんの絵は写真にない暖かみと親しさがある。字を読むのが苦手な老人にもふさわしい本。その地域の場所だけでなく、人々の動きが面白く下手な説明に勝る。人々の生活や働きが生き生きと描かれていて見あきない。さあ、次はどこの国を買おうか、特養にいる妹にどれを送ろうか。

旅の絵本1冊目からもっています。安野さんが年を重ねられるごとに、絵の雰囲気が変化していって、それはそれで興味深いものです。初期の頃のものは、うらねた?を探すのも又楽しみでした。Ⅹは風景画を並べてある感じ。もしかしたら、いろいろとこれから描き加えるおつもりだったのかな、とも思えてきます。オランダの知らない街もあり、旅ができるようになったら、でかけてみたいとも思いました。いつも“あのね”おくっていただきありがとうございます。たのしく拝読しております。

安野先生は我が島根の宝物であったし、今後も変わりは無い。沢山の著書の内、この「旅の絵本」(H26年に8冊一箱入り)を購入。今回Ⅸを…そして先生の遺作であるⅩを一挙に購入した。先生が世を去られたのは、この偉大な宝を失ったことで、悲しみに耐えられない。[自分も絵(油・水彩他)が趣味]どうすればこの様な、心にしみる絵が描けるのか、私にとってこの疑問は永久に解けないでしょう。単なる絵描きでない所がすごい人の一言に尽きる。

安野さんが亡くなられた後にまた“旅の絵本”を楽しめるなんて…。書店で表紙を見て、つい手が伸びました。孫たちは「旅人さがし」をして、楽しんでいます。

大好きな大好きな安野さんが亡くなってしまって1年。店頭でこの本を見つけたときは、泣いてしまいそうでした。「旅の絵本」シリーズは安野さんと出会わせてくれた、私にとってたくさんの安野さんの絵本の中でも一番大切な本です。 「旅の絵本Ⅹ」は、今までの旅の絵とは雰囲気が違い、違和感があって、初めはちょっと面食らってしまいました。安野さんは、「これでいいよ」と言ってくれるのかな。改めて、もういらっしゃらないことを感じてしまいました。 小さな椅子にどっしりと腰かけて、風景をスケッチする安野さん。ページをめくるたび、その姿が浮かびます。これからは、安野さんの代わりに主人公が旅を続け、その様子を空から眺めてくださると思いました。まだ、泣きながら読んでいますが、「安野さんからの贈りもの」は、今までの旅の絵本とは違う特別な1冊となります。出版していただきありがとうございます。

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