講談えほん
徂徠どうふ
とうふ屋の情けは人のためならず。
はたらき者のとうふ屋七兵衛さんは、ひとりのおさむらいに出会います。おさむらいはよほどとうふが好きなのか、なにもつけずに一丁ぺろりと食べてしまいます。「とうふ代は後ではらう」というのですが、実はとうふ代もはらえないほどまずしい暮らしをしているのでした。話を聞いた七兵衛さんは、こまっているおさむらいを放っておけず、少しでも元気づけようと毎日おからをさしいれることに。ところがある日、七兵衛さんが熱を出してしまいます……。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学中学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,210円(税込) |
ページ数 | : 40ページ |
サイズ | : 22×17cm |
初版年月日 | : 2018年11月07日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8435-1 |
シリーズ | : 日本傑作絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(5件)
“苦しい時に助けてもらう出世払い”のようなほのぼのとした人間味のある話が好きです。機会があったら落語、講談、浪曲等で聞いてみたいと思います。
アサコさん
朗読ボランティアで読むために買いました。講談のテンポの良さと、泣かせる人情話がホロリとさせられました。絵もお話と合っていて、また日本傑作絵本シリーズを読みたいと思いました。
遥青さん
わかりやすく、おもしろかった。次回作楽しみです。
磯部宗雄さん
講談のお話として知っていましたが、絵本になり、わかりやすいです。人情話は涙が出ます。
迎田恒成さん
“講談えほん”前の2冊もそうでしたが、ゆったりした気持ちで読めることがいいです。「子どもつなひき騒動」とあわせて、ささめやゆきさんの絵も、すうっと体の中に入ってくるような感じです。荻生徂徠のとうふの話も、はじめて知りました。次の“講談えほん”も楽しみにしています。
菅野千鶴子さん
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