田中哲弥さんは以前にアンソロジーを読み、それが面白かったので今回この本を図書館で読んでみたところ、大好きになったのですぐに購入しました。独特な文体も合いの手を入れているみたいな会話文も全部面白いです。あと、おツネちゃんかわいい。おツネちゃんかわいいです。私もいじくりまわして、モフモフしたい。挿し絵もユーモラスでピッタリです。見返しのおツネちゃんの百面相がすごく良くて、このグッズがあったら欲しいくらいです。裏側の見返しがきれいに紙が貼られておらず、よれてシワになっていたのだけ残念でした。姪っ子たちがもう少し大きくなったら、買ってプレゼントします。「好きやなぁ」という気持ち、大事にします。
鈴狐騒動変化城
茶碗屋の娘お鈴は、器量も気立てもよく、町中の人気者。その評判を聞きつけた悪逆非道のお城の殿様が、呉服屋に嫁ぐことの決まったお鈴を、城へよこせと無理難題。このピンチに、殿様の魔の手からお鈴を守らんと、町中の人々が立ち上がった! ひょんなことから、命を助けたキツネのおツネちゃんの力を借りて、繰り広げられる大作戦、なのだが、敵も味方もみなちょっとどこか抜けているから、ことは計画通りにすすまない。忍者空飛び、上田は分身、化け物も出るわで、手に汗握る爆笑必至の大騒動の結末やいかに。「好きやなあいう気持ちは、なんかおもろいことになって楽しいなあ」
- 読んであげるなら
ー - 自分で読むなら
小学中学年から
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