紅海のサメ
死の商人の正体を暴くべくアラブへ飛ぶ……
『燃える水の国』の舞台ケメドでクーデターが起こり、失脚した首長の息子アブダラーがムーランサール城へやってきた。ネストルはムーランサール城でアブダラーに困惑。デュポン&デュボンからアルカサル将軍が戦闘機の密輸のためにヨーロッパに滞在していることを聞いたタンタンとハドック船長は、武器密売と奴隷貿易を探ってアラブへ。そこには裏で糸を引いている大物の存在とは……。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学中学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 1,760円(税込) |
ページ数 | : 64ページ |
サイズ | : 31×23cm |
初版年月日 | : 1989年12月15日 |
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ISBN | : 978-4-8340-1012-1 |
シリーズ | : タンタンの冒険 |
その他の仕様 +
みんなの感想(4件)
本の面白さもさることながら、この一コマが好き!を紹介したいです。5p、「若様に ご無礼は ならぬぞ!」のハシムさん、なんだか素敵っ!職務に忠実なとこはネストルと同類かも(ほら、『なぞのユニコーン号』のとき、ネストルはご主人であるバード兄弟のために、知恵を働かせてタンタンをやっつけたでしょ)。それにしてもアブダラーは悪いやつだ、ハシムのこと計算に入れて悪事を働いているし。6p、それにしても、大広間での彼等のくつろぎっぷりときたら!!!あっぱれというかなんというか(笑)。58p、4コマ目、シリアスにかっこいいです、潜水士さんのポーズといい視線の角度といい。んで、このページの最後のコマが、よくよく眺めると、可笑しくなっちゃうのです。あらぬ位置で「ドカーン!」とバクハツが起き、船長とタンタンが「ん?」ってなるのはまあ普通として、潜水艦からも巡洋艦からもアメリカ海軍のヒコーキからも「ん?」のクエスチョンマークがでているのが笑えて笑えて。特に、遠景に飛んでるちっちゃなヒコーキまでご丁寧にクエスチョン出してる、と思うと、おなかの皮がよじれて~~。
なまくらトックさん
タンタンとハドック船長達は、遭難したのがかわいそうでした。アランが船長に寝るときひげを隠すか隠さないかと言われて船長が困っていたのが面白かったです。
スノーウィさん
エストニア人の「チェッ」、いい人ですよね!控えめで目立たないけど。エルジェもこの人のことそう思ってたんでしょうね!『シドニー行き714便』でタンタンたちと再会させてあげていますから…。ところで、ムーランサールに帰ってきた船長とタンタンを迎えたビーカーさんが足につけていた「電動のローラースケート」って、実は「セグウェイ」じゃないでしょうか。ロケットのない時代でありながらロケット内や月での様子をリアルに描いたエルジェです。ここでも時代を先取りしていた、と思っていいですよね?
なまくらトックさん
わたしは、「紅海のサメ」がすきなのです。とくにP56の船長が「もしもしエンジン・ルームか?もしもーし?」と“かなづち”を耳に当て、“でんわき”をかたてにもっているところがすきです。“でんわき”では「もしもし?」という声がきこえます。そしてそれをあぜんとしてみているチェッのかおはとってもおもしろいです。それからチェッのかおからは「なにしてんの?船長?」ということがよみとれます。
わかめさん
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