日々の絵本と読みもの

あなたは何番どりになる? 朝おきるのが楽しくなる! 『おはようどり』

あさ。1番どりが「おはよう!」と、げんきに目を覚まします。そして、こんこん! とまだ寝ているとりを起こしに行くと、2番どりが「おはよう!」

1番どりと2番どりは、それぞれまた別の寝ているとりを起こしに行きます。すると、3番どりと4番どりが、「おはよう!」「おはよう!」。

4わのとりが、またそれぞれまだ寝ている別のとりを起こしに行くと......
「おはよう!」「おはよう!」「おはよう!」「おはよう!」と、みんなが元気に目を覚ましていきます。

こうして、そんな「おはよう!」の輪は、とりたちだけに留まらず、人の街まで広がっていきます。とりに起こされた、みっちゃんはお母さんに元気よく「おはよう!」とご挨拶をするのです。

元気な1日は、元気な「おはよう!」からはじまる。そう思わせてくれ、
朝おきて家族に「おはよう!」と言うのが楽しみになる、元気いっぱいの絵本です。


作者のむろまいこさんは、メキシコでアートを学ばれ、その技法も見どころです。この作品もパステル、色鉛筆を木のボードに描き、その上に陶器で作った一体ずつ個性がある鳥と家を貼り、何層もの立体感がある作品となりました。

ぜひお子さんといっしょに楽しんで、「おはよう!」の輪を広げてみてはいかがでしょうか。


担当・K 「パーパー、おーきーてー!!!!」から、私の1日は始まります。

2023.06.21

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