NHK「あさイチ」にて産婦人科医の高尾さんがこちらをご紹介され、孫娘に読ませたい!と思い早速書店で探し手に入れました。しかし、孫娘(6才)には少し早かったようです。高学年になったら読めるのではないかと思います。私が読んでタンタンの一途な思いに途中でやめることができず一冊読んでしまいました。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 64ページ
- サイズ
- 31×23cm
- 初版年月日
- 1983年11月25日
- シリーズ
- タンタンの冒険
- ISBN
- 978-4-8340-0953-8
- テーマ
- ー
みんなの感想(8件)
初めてこの本を読んだ時が、小学生の頃。リアルタイムで日航機墜落事故があり、タンタンの親友チャンが遭難した現場と重なりとても複雑な思いをして読んだ記憶があります。どのタイトルもエルジェの細かい風景描写が素晴らしいですが、「タンタン チベットを行く」は、衝撃的な一冊です。
タンタンがチャンのために助けに行ったのがやさしいなと思いました。
最近話題になった雪男(イエティ)がのっています。当時この本の1960年にイエティの目撃が話題になったのだろう。最近の発表では、イエティの生存確率がかなり高いという。今を時めくイエティが登場するこの本をおすすめします。タンタンの「チャンを必ず助ける」という思いと勇気がすばらしい。イエティはチャンを助け、面倒を見ていいことをしていたのに、最後はかわいそうだった。イエティの優しさもたたえたい。タンタンの生死がかかった手紙をくわえたスノーウィが、目の前の骨の誘惑に葛藤する場面がおもしろい。天使のスノーウィとデビルスノーウィのどちらもかわいらしい。
わたしは小学3年生です。この本は図書館でみつけて読んで、ウヒョ!となってしまいました。それぐらいエルジェは、い大な人だなーと思いました。とくにスノーウィの(わたしはスノーウィが好きなのですが)タンタンにむけてのセリフが好きです。どく者にぐちをこぼすところもいいです。
ハドックせんちょうとタンタンがきゅうな山にのぼってるとき、ぼくはおっこっちゃうんじゃないかな、とおもいました。やはりハドックせんちょうとタンタンは、がけがくずれておっこちそうになったけど、ガイドのタルケがたすけにきてくれたので、ぼくは「タルケ、ありがとう!」とおもいました。ふたりがたすかってよかったね。あとのほうで、ゆきおとこもでてきて、たべられちゃうんじゃないかなとおもって、どきどきしたよ。
「タンタン チベットをゆく」の感想を書きます。タンタンが夢を見てチャンが生きていることをあてたことが、すごいと思いました。タンタンたちのポーターたちはひどいと思いました。だって、とちゅうでゆきおとこが怖くて逃げ出して、リュックサックを置いてタンタンたちに持たせたんだもんね。タンタンはチャンを助けられて、良かったと思います。それとチャンも最後にはゆきおとことも仲良くなれて良かったと思います。ちょっと怖いけど僕もタンタンみたいな冒険をしてみたいな。
タンタンで1冊といわれたら、これっっ!タンタンシリーズ中、一等泣かせる船長のセリフ「さあ船長さんがもやい綱をときますよ」がでてくる『タンタン チベットをゆく』に、決まりです。タンタン本人の魅力の本質は、正義感を胸に常に前向きに行動するその姿だと思います。で、タンタンってポーカーフェイスなことが多く、殴り合いのシーンだって涼しい顔しているしそこがまたカッコイイ。ところがところが、ですね、ここでついでに言わせていただくと、このシーンで、タンタン、苦痛でマユを寄せている!のです。普段「にっこり」とか「悩み」とか「びっくり」とか、べたべたしない表情しか見せないタンタンシリーズのなか、これはレアで、ジーンときます(お気に入りのヒーローが苦痛に耐える表情ってちょっとトキメクものですよね。)。その点でも、この巻は「宝物」を秘めています。そして、そもそものストーリー、チベットへゆくその道中の面白いこと!(いやもちろんハラハラさせるシリアスな場面が本筋なのでしょうが。)よくもこれだけ笑えるシチュエーションを盛り込めたものだと感嘆してしまいます、単なる「滑った転んだ」系からチョルテン(塔)を絡めた民俗学的なギャグまで、様々で。その「災難」は主役タンタンだって免れることはできません!タンタンシリーズのもつユーモアの深さ豊かさですよねえ。そうそう、ストーリーに関係ないところにまでギャグが描き込まれているので要注意!ハドック船長がチベットの村の子どもたちの挨拶を誤解して、悪いしぐさを返してみせるのですが、それを「異人さんの挨拶の仕方」だと受け止めた子どもたちは、子どもらしく面白がりお互いに教え合う、というシーンがストーリーの後ろで展開され、それはそれで微笑ましいなあと読み進めていくと、なんとナントの難破船!数日後村に戻ってきた船長一行を村の子どもたちが出迎えてくれるのです、船長の「悪いしぐさ」でもって!その時は手がふさがっているので船長はやりかえしたくても、なすすべがないのでした!伏線の深~い、でもほんの一コマのシーンです。みんなちゃんと気づいてるかなあ。 それと、タンタンシリーズの登場人物はほとんど大人だけど、「チャン」だけは唯一「同世代」、というところも特筆しておかねば。特筆というと、もうひとつ。ほとんどの作品では、スッキリ事件解決、で終わるのに対し、この巻だけは、結局ワルモノは居ず、「ミグー」が寂しく見送る…、という終わり方をしているので、読後感が他の作品とは違います。その点でも「チベット」は特異性が高くて、「この1冊」的性格がますます際立ちます。と言うわけで、他の巻も大好きだけど、この際いろんな意味を含めて、「この1冊」には『タンタン チベットをゆく』を、推しまくりたいと思います!
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