まず、絵が美しい。繊細で静謐。背景は川と森りりしい若い猟師と威厳のある大鹿かわいらしい小鹿長老の胸に抱かれる幼い日の若者胸をはだけ、赤ちゃんに乳を含ませようとする若者の最愛の妻若者が身に付けている複雑なふち飾りのついた衣装はこの妻が若者の無事を祈りながらひと針ひと針 心をこめて縫ったものなのだろう。絵だけ見てもいろいろな思いが伝わってきます。そして、詩のような文章は命が皆、食べて食べられることでつながってゆくということをシンプルに伝えてくれる。”おれは 鹿の肉を くうそれは おれの 血 あれの肉となるだから おれは 鹿だ”今年の上半期の私のイチオシです。
基本情報
- カテゴリ
- 絵本
- ページ数
- 36ページ
- サイズ
- 29×31cm
- 初版年月日
- 2004年01月29日
- シリーズ
- 世界傑作絵本
- ISBN
- 978-4-8340-0632-2
- テーマ
- 【5年生・学校図書】 国語教科書採用R2
みんなの感想(1件)
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