日が暮れると、はりねずみは、友だちのこぐまの家へ出かける。一緒に星を数えて夜を過ごすのだ。途中、白い馬を見つけて、はりねずみは、霧の中へ入って行く。深い霧の中で、道に迷ってしまったはりねずみは、こわい思いをしながら、あちこちさまよって、とうとう川に落ちてしまい…。世界的に評価の高いロシアのアニメーション作家の初めての絵本。詩情あふれる美しい世界が展開する。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,430(税込)
この商品をシェアする

基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
40ページ
サイズ
31×22cm
初版年月日
2000年10月25日
シリーズ
世界傑作絵本
ISBN
978-4-8340-1705-2
テーマ

みんなの感想(6件)

20年ほど前、児童文の授業でこの作品のアニメーションを見ました。とてもなつかしくなり、子ども達にと購入しました。空間を移動するような感覚と感動があり、子どもはこわい~と目をかくしつつ、最後まで絵本の世界に入りこんでいました。

自分以外の誰かのことを思っているとき、わたしはわたしの性格が自然と滲み出ているんだろうなぁと。 たまに自分以外の誰かのことを考えている自分を嫌に思うことがあったので、その景色を客観的に見ているような感覚で見ていました。 枯れかけの植物の茎枝の空洞を覗き込んでいるような。まだそこにも物語がありホッとしています。

日々忙しい中夜一人で静かにほんのり暗いページをめくる時間が大好きです

大層やさしいタッチの絵でした。まずそれに魅力を感じました。しかしきりのなかのうま、はりねずみが何を表現したいのかは、私にはロシアの歴史がわからないのでよく分かりません。でもすごくはりねずみさんが元気でよかったです。こぐまさんと星が数えられて一安心です。

20年前に新聞の書評でよみ、当時図書館で借りて読みました。つい最近NHK「ドキュメント72h」でロシア文学研究者がこの本をかう理由をのべていて、絵本の一部が写されているのをみて思い出し、近くの本屋さんにたのみました。日本はかつて帝国主義の時代、東アジアの人々をりょうじょくし、やきつくし、他国の国土をいためた。だが「方丈記」 「雪国」などの文学をもっている。これをどう考えたらよいかわからないが、この本の美しさはいつ迄も心に残る。ロシアってどういう国だろうかと。

一日に何度も読みます。読めば読むほど心が優しくなり、笑顔になります。はりねずみとこぐまがほしをかぞえている後ろ姿がなんともいえません。もうこれ以上争い事がおきませんようにとお願いしているのかなあ? のいちごのはちみつも食べてみたいです。

※いただいた感想は編集を加えたうえで、弊社宣伝物に使用させていただくことがございます。また、本サイトのより良い運営を妨げると判断した感想は、予告なく削除する場合がございます。ご了承ください。

※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご質問・お問い合わせについてはこちらをご参照ください。

※ご登録いただいたメールアドレスは、レビューに関する弊社からの問い合わせや連絡等の目的以外には使用しません。

あなたへのおすすめ

あのねメール通信

著者のエッセイや新刊情報を
毎月メールで配信します。

SNSで最新情報をチェック