ケケと半分魔女

魔女の宅急便 特別編その3

あのケケが書いた、もうひとつの物語

本編第3巻に登場したケケが大人になって物語を書き上げました。タイトルは「半分魔女―もうひとつのものがたり」。主人公のタタは4歳で母親を亡くし、いつも自分は“半分”だと心もとなく思っている女の子です。周囲に反抗ばかりしていた十代のある夜、タタは屋根裏部屋で母親が残した〈おわりのとびら〉という本を手にし、そこに書かれていた奇妙な言葉にひとり旅立つことを決意します。それは、“半分を探す旅”でもありました。

  • 読んであげるなら
  • 自分で読むなら
    小学中学年から
¥1,650(税込)
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
248ページ
サイズ
21×16cm
初版年月日
2022年01月15日
ISBN
978-4-8340-8643-0
テーマ
小学中学年からの読みもの

みんなの感想(28件)

幼稚園の時から魔女の宅急便が大好きです。空を飛ぶほうき、言葉を話すジジ、素敵な街、キキにとても憧れていました。アニメで見ても、本を読んでいるだけでも、今でもわくわくします。テレビで単行本が紹介されてから、ずっと売り切れでようやく購入できたときはとても嬉しかったです。 角野栄子さんの作品はどれも大好きで、新刊もとても楽しみにしています。本が好きすぎて、部屋の中は図書館のようです。毎日本に囲まれて過ごせる仕事に就くのが夢です。

カラフルな魔女、鑑賞いたしました。角野栄子先生、私の回りにいるような元気で楽しい魔女に「どうぞ来て下さい」と声をかけました。今、私の心に座っております。ありがとうございます。今年は私の魔女が「魔法の文学館」に案内して下さるでしょう。先生の御健康をお祈り申し上げます。

キキとジジの3でケケがとてもおもしろかったです。お話がおもしろかったです。たくさん読みたいです。

角野栄子様 魔女の宅急便シリーズ1~6巻と特別編1~3巻読みました。とてもおもしろかったです。すこしずつ感想など書かせていただきます。ヒロッコちゃん、好きですね。「なぞ!」というのがよい。わからないこと、不思議なこともとりあえず受け入れる。クールでスマートなやり方だと思います。私も、わからないことをヤダ、キライ、とはじめからはねつけないようにしたいと思いました。「なぞ!」でいいから、とりあえず受け入れる。おもしろいこと、ステキなことはそこからはじまる気もします。お体に気をつけてすばらしい作品をたのしみにしています。

また、魔女の宅急便に関するお話を読むことができてとても嬉しかったです。ケケが大好きなので、彼女の作品を楽しむことができて幸せでした。不思議で、心のあたたまる素敵なお話でした。ヒロッコちゃんがかわいかったです。タタが幸せになってくれて、良かったです。魔女の宅急便シリーズが本当に大好きで、大切に読み返しては作品を楽しんでいた子どものころの気持ちを思い出しています。素晴らしい絵と文章で紡がれる作品を本当にありがとうございます。2017年に編集部の方からお手紙と魔女の宅急便のクリアファイルなどをいただき、すごく嬉しかったです。新刊についての情報も教えてくださり、ありがとうございました。ずっと大切に保管しています。これからも、大好きな作品を大切に読んでいきます。

小学生の頃の私はケケが大嫌いでした。キキと一緒にケケにおびえ、心をざわざわとさせられてしまうので、怖くて読み返せないほどでした。大きくなってケケの心の奥のかわいらしさがわかっても、読むと苦しくなり…。今回、ずっと読みたいと思っていた「半分魔女」(「キキとジジ」の読書カードにも書きました)を読んで、タタ(≒ケケ)も私と似ていると気づきました。キキにとても自分が近いからケケが怖いのだと思っていましたが、ケケも私をつくる一部なのだと思います。やっぱりキキの物語は私の物語です。長年、私の心をひろい上げ続けてくれて感謝です。

角野栄子さんの本は“自分に出会う”という内容がよく出てくるので、角野栄子さんの本が大好きになりました。ケケと半分魔女の本で角野栄子さんが伝えたいことは、主人公タタは自分のことを半分だと思っていたので、半月に見えてたと思います。でも自分のことを認めるとまんまるだと思えたら満月に見えた。自分が考えていることは自分の世界を作る。全部この世界は自分が見ている、考えているということを伝えたかったと見習いの魔女は思いました。これからも応えんしています。

特別編の3が出て、とてもうれしいです! 元々ジブリや魔女の宅急便が大好きで、この原作もぜんぶそろえました! 本屋へ本を買ってもらいに行って、魔女の宅急便シリーズを見つけて、目で追うとこの本があってとてもとてもうれしかったです。ありがとうございました! これからたくさん読みます! このシリーズが大好きです!

魔女の宅急便とはいろいろな所で出会います。本屋さん、映画、パン屋さん(グーチョキパン店はみんなのあこがれです)図書館etc.。 私は本大好きという訳でもないので、たまにブラッと行った本屋さんでたまたま発見する訳ですが、うれしかったです。知り合いに会ったみたいで。ゆっくり読みます。そして又、本屋さんに行こうと思います。

こんにちは! 私はジブリが好きで、この「魔女の宅急便」シリーズを読んでいたのですが「その5」がなかったので、「特別編その3」を先に買って読んだらめっちゃおもしろかったです!! 最初に大人になったケケが「親愛なるキキとトトへ」と書いていて、キキとまだ仲の良いままでいいなと思いました。

先日、テレビで魔女の宅急便を見ました。たまたまネットで検索していると原作があって続編がつづいていることを知りました。しかもこの最新作が今年出版されていると知ったので書店で購入しました。本編の外伝という位置づけで、ケケという魔女のことは知りませんが逆にノーヒントなのでうまく読めた気がします。映画の魔女の宅急便にはケケはまだ登場していなかったようですが、後日作として物語がつづいていたのに驚きました。映画をみたときには僕もキキと同じ13歳だったので時間が経ったあとの物語は楽しく読めました。あとがきにもありましたが、物語の人物が書いた物語というややこしい構成ですが、本を読んでいることは元々ややこしい感じがしているので意外にすんなり読めました。

わたしはこの本をよむ時、ケケのその後とかなのかなと思っていました。でも本を見て、こんな書きかたあったんだと思いました。読んでいくうちにだんだんと本の内ようが理かいできて、自分でもすっきりした気持ちになりました

NHKの「カラフルな魔女」で、角野先生が『ケケと半分魔女』の執筆について話されていました。そのとき、タタが列車の窓にもたれかかって外を見ている挿絵がとても印象に残っていて、この本の発売を楽しみにしていました(本の55ページの挿絵です)。 ケケの甘ったれな部分が、いま(もう30代の立派な大人になっている)自分の中にもいる!と感じ、読んでいてきまり悪くなりました…。 でも、半分であることは、もともとは一つだったということなのだ、と背中を押してもらえました。 だから、私ももう半分を探して、それも楽しみながら探して、これからも生きていこうと思います! それと、タタの反抗期のころのおしゃれの描写(服装の変遷?)が、とてもかわいくて大好きです!!

「おわりのはじまり」という文章を、はじめて読んだ時のことが、忘れられません。印字された行を、指でなぞって、不思議な巡り合わせだなあって思ったものです。なぜって、私がまさに、そんな状況だったからです。頑張って頑張って、頑張ったお仕事を"おわり"にして、本当に自分が、心から好きな新しいお仕事を"はじまり"にしたくて。 「おわりのはじまり」は、私にとって、勇気の呪文でした。 この本も、タタが勇気を持って、変わってゆく物語だと、読んでいて、そう思いました。勿論たくさんの人……、ヒロッコちゃんや、ノビノくんや、クラエさん、ミコさん。そして、森に助けられながらです。私も、変われたかしら?タタのように、まんまるなお月さま、書けるかしら?どうやら、まだまだみたいです。それでも、私には、ちょっぴり歌の歌詞が聴こえ始めているから、きっと大丈夫でしょう。時々「なべんなべん とね とね」と、口の中で転がすよう、呟いて、また歩いてゆきます。 「なぞ!」 そこが、いいんぢゃない!

「分からん!」の答えを探すときのモヤモヤは深い森をさまよっているよう。分からないことが自分自身についてなら、その森はことのほか奥深い。 「分からん!」は「ワカラン」の花の種。いつ芽が出るかな、どんな花が咲くかなとワクワクしながら答えを見つけられるようになりたいな。 「ケケと半分魔女」はそんな気持ちにさせてくれました。

「なべん、なべん、とね、とね」や「あなたの半分」という言葉のひびき、その言葉のかくされた意味をさがしたりして、その言葉がおもしろかったです。森の時間がまざっているという言葉が不思議でワクワクしてきました。半分の月を丸い月も書けるようになったとき、さがしていたものが見つかったんだなと思い安心できました。「終わりのとびら」のおかげで、タタの行動が変わって、わたしもおわりのとびらを読んでみたいと思いました。おわりのとびらはなんだろうと考えるだけでも、不思議がたくさんあって楽しかったです。これからも本を楽しみにしています。がんばってください。自分の体を大切にしてください。ふしぎな本も楽しみにしています。今私はカワセミに興味があります。家の近くで見るからです。鳥を見ることが好きです。近くに森があるからです。

『本っていいなー』と改めて実感しました。 文字で頭の中に立体的な情景を想像することができ、本の中に入ることができました! 『自分で時間を運転しているみたいだ。』を読んだ時、私が一人旅をした時に見た、電車からの外の景色を思い出しました。 『タタ』の感情も文字で伝わりました。 改めて、本の素晴らしさを実感しました。

魔女の宅急便シリーズが大好きです。「ケケと半分魔女」はとても不思議なお話で、ケケが描くタタという少女に心惹かれていきました。なぜだか、自分と重ね合わせて「ドキッ」とさせられ、心揺さぶられる行動や心情が見事にたくさんちりばめられていたんです。読み進める手が止まらなかったです。自分もどうしようもない感情を八つ当たりしたり、素直になれない時を多々経験して、タタの気持ちに共感させられたんです。目に見えるものが全てではない世界が確かに存在していて、時として人生に不思議な力となることを考えさせられ、私自身もこれからの道を素直にワクワクするほうへ歩んで行きたいと思いました。ありがとうございました。

主人公のタタは、ケケに似てちょっとひねくれ者の女の子。だからこそ、読んでいる間ずっと「これはケケが書いたものなんだ」と実感できて、タタの成長と共にケケが大人になったことを感じることができました。方向も時間も分からない森の中で迷っていても、不思議と全く怖さは無くて、終始お母さんのミコさんが導いてくれるような暖かさと安心感に包まれていたように思います。旅はひとりぽっちじゃないとダメだけど、でも「あげっこ」したらひとりぽっちじゃない。しばらくは「なぞ!」がマイブームになりそうです。

小学5年生のとき初めて友達2人と子どもだけで観に行った映画が「魔女の宅急便」でした。その映画の帰りに小さな遊園地の回るブランコに3人で乗ってキキに成り切ったことをよく覚えています。 娘も好きで一緒にシリーズを読んでいます。 タタの冒険に引き込まれました。どんな人にも半分と感じる部分があると思います。私もいつまで経っても、母として、社会人として、半分くらいです。探し続けなければいけません。 タタは勇敢でした。これからのタタが楽しみです。

物語が進むにつれて、自分も森の中から抜け出せなくなってしまいそうな不思議な気持ちになりました。3巻に登場するケケはわがままで自分勝手な子にしか見えなかったけれど、実は物語を書くことでタタのようにさがしものをしているのかなと思いました。「終わりが始まり」という言葉を見て、本当の終わりはないから、毎日が始まりという気持ちですごしてみようと思いました。また、ケケの物語が読めるのを、楽しみにしています!

ケケという人物が初めて登場してきたときはこんなやつが文章を書くだなんて思いつきもしませんでした。雑誌で入賞したエピソードを読んでケケもずっと攻撃的ではないのだなとは思っていましたが、トトとの交流では大人になったケケの人柄は間接的に推し量ることしかできませんでした。なんだかきまぐれな性格は残っていそうというだけでケケ本人が真面目に何かに打ち込んでいる様子に立ち会ったことはなかったのです。今作でも直接というわけではありませんでしたが、タタの物語を書ききったケケはタタが探していたものももう見つけられていたのだなと思いました。この本を読んでからは、その後のケケにちゃんと出会うことができたのかその姿を探すばかりです。

小学1年生のこどもに読み聞かせをしようと思いましたが、母親の私の方がハマってしまいました。 こどもには自分で読めるようになったら自分で全シリーズを読んでほしい! 本当に大好きな本です。 文章も読みやすくて、すらすら入ってきます。先が気になりいっきに読んでしまいましたが、もったいない、もっとこの本の世界に浸っていたかったのに…。と、毎回思います。 特別編、また出版されないかな…。

私は魔女の宅急便シリーズの大ファンです。新刊が出て嬉しくて早速読みました。 今回の作品もたくさんの不思議がつまっていて、不思議を考えながら早る気持ちを抑えながら、ワクワク読み進めました。 半分ってことはね、もともとぜんぶがあるから、半分なんだよ。 というセリフが、半分ということが悪いということでは無い、全部があるこそ半分があるから大丈夫と教えてくれました。印象に残ったセリフです。 そして、ケケの今の暮らしぶりがもっと気になりました。

私にもあったあった!タタみたいにトゲトゲしてた頃、だれにもいわずに旅に出た頃‥その頃はモチョット年上だったと思うけど。少女の頃に出会ったキキのお話の思い出は40手前(!)のいま、ちゃんと待っててくれた。そしてきっとまた30年後にやってくるかもしれない。はんぶんのタタははんぶんのケケではんぶんの作者ではんぶんの私で、みつけたおわりははじまりの扉〜♪なんて歌ってみたりして。この本枕元に置いたら、どこにも行けない日にも、お月さまを眺める夜は旅の夢をみるかな。あげっこできる私をみつける。それでまた歩いてく。

発売と同時にゲットです。 角野栄子サンのファンになって 何か読みたいと思ってたとこへ 新刊が出るとのことで即予約購入。 心に響く文章があちこちに散りばめられていて、メモをとりながら読んだ。 言葉ってださないでいるとどんどん一人ぼっちになっちゃう。どんどんひとりぼっちになってたまらないよ。 あげっこする。 食べ物ひとつで気持ちがこんなに落ち着く。 嘘はね本当と繋がっている 見えるものは見えないものと繋がっている。 見えないものは見えるものとつながっている。 だからよくみないと。 などなど 日々の生きることへのヒント。心が豊かになる。 次、孫に手渡そうと思っているよ。

娘が小学校の時に、図書室で見つけた魔女宅シリーズ✨物語にすごくすご〰️くハマってずっと読んでいました‼️ シリーズ最新作が出たとの事で娘に話すと 「読みたい〰️‼️」と言っていました✨

見えない半分を見つけるには、不思議な森を自分の力で進んでいくしかない。 周囲に反抗してばかりのあまったれタタが、出会いや体験を通して少しずつ成長していく姿に刺激をもらいました。 コリコの街を離れたケケのその後と今回のタタの物語を重ねながら、大人になったケケは半分を見つけられたのかな…。なんて想像したり。 「あなたのはんぶん あなたがさがす」 一歩踏み出す勇気をくれる不思議で温かいお話でした。

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