こどもの本の読書会を始めたのは1984年秋。以来2か月に1回の会をメンバーは変わりつつも続けてきました。久しぶりの福音館古典シリーズの新訳というのでとりあげようと思い、まず私が読んでみました。画がいいです。やさしい語り口の酒寄さんの訳にひきこまれてーーーどんどん読み進めました。訳者あとがきで作者のことを知り、他の全集も図書館にあるか問い合わせてみます。このような本を愛するこどもたちがいてほしいと願います。雨の一日バンビにひたりました。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 288ページ
- サイズ
- 21×17cm
- 初版年月日
- 2021年03月15日
- シリーズ
- 福音館古典童話
- ISBN
- 978-4-8340-8598-3
- テーマ
- 古典童話
みんなの感想(4件)
アニメ映画で「バンビ」のことは知っていました。しかし新しい本になっているのを知り、早速購入しました。子鹿のバンビが森の仲間と様々な困難を乗り越えて成長する姿に感動しました。妹にも読むようにすすめています。いい本の出版をしていただき、本当にありがとうございます。
他書店から出ている文庫版のバンビを本屋で見るたび手にとって中を見て購入を迷っていた。そうしているうち、貴社の「バンビ」の背表紙を見つけた。とっさに手にとり、はこから出すこともせず即買いした。読み始めた瞬間から深い満足感を覚えた。しっかりした豪華な装丁、読みやすさ、中でも頁をめくるたびにあふれ出る美しい挿絵。文庫ではこんなにふんだんに挿入できまい。そしてカタカナでひびく臨場感あふれる鳥の鳴き声。ドイツは森の国。視界をせばめられた中で聴覚がはぐくまれ、やがて音楽の国としてバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフ、ワーグナー、ベルク、シューマン夫妻を世に出した。あとがきにある酒寄先生の尋常ならぬ努力が、ゲーテの言葉をほうふつとさせる。多くの女性が「ハイジ」も「バンビ」もまずアニメで出会う。「ハイジ」の読者は本で読んだ時、主人公が縮毛であることにおどろく。しかし挿絵のすばらしさがアニメよりはるかに時代、空気感、人物の人となりを伝えることに子どもでも納得できる。世界のアニメ界をけん引したディズニーも、宮崎氏も、福音館書店の紙の前で屈服するのである。実家から大切に持ってきた「ハイジ」とならんで、このたび30年ぶりに「バンビ」を本棚にならべることを心から幸せに想う。
他書店から出ている文庫版のバンビを本屋で見るたび手にとって中を見て購入を迷っていた。そうしているうち、貴社の「バンビ」の背表紙を見つけた。とっさに手にとり、はこから出すこともせず即買いした。読み始めた瞬間から深い満足感を覚えた。しっかりした豪華な装丁、読みやすさ、中でも頁をめくるたびにあふれ出る美しい挿絵。文庫ではこんなにふんだんに挿入できまい。そしてカタカナでひびく臨場感あふれる鳥の鳴き声。ドイツは森の国。視界をせばめられた中で聴覚がはぐくまれ、やがて音楽の国としてバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフ、ワーグナー、ベルク、シューマン夫妻を世に出した。あとがきにある酒寄先生の尋常ならぬ努力が、ゲーテの言葉をほうふつとさせる。多くの女性が「ハイジ」も「バンビ」もまずアニメで出会う。「ハイジ」の読者は本で読んだ時、主人公が縮毛であることにおどろく。しかし挿絵のすばらしさがアニメよりはるかに時代、空気感、人物の人となりを伝えることに子どもでも納得できる。世界のアニメ界をけん引したディズニーも、宮崎氏も、福音館書店の紙の前で屈服するのである。実家から大切に持ってきた「ハイジ」とならんで、このたび30年ぶりに「バンビ」を本棚にならべることを心から幸せに想う。
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