なじみの書店でこのタイトルを見つけた瞬間に、とびついた記憶があります。小学生の時に角野栄子さんがつづるこの魔女の宅急便シリーズが大好きで愛読していました。購入していたにもかかわらず、日々の仕事や家事に追われ、ずっとページが開かれぬまま本棚に居てくれていたのをこの秋に、生まれ育った地から遠く静岡へ引っ越した時、本を開く心のゆとりを気付かせてくれたのがこの本です。やさしい穏やかな世界を期待していたのですが、思いがけずジジくんの心の浮き沈みや心の声が胸をキュッとさせ、角野さんの小気味よいフレーズになつかしさも感じ、言葉にならない清々しさをいただきました。まだ読んでいないシリーズも、書店で探す楽しみもいただきました。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 160ページ
- サイズ
- 21×16cm
- 初版年月日
- 2017年05月25日
- シリーズ
- 福音館創作童話
- ISBN
- 978-4-8340-8338-5
- テーマ
- 小学中学年からの読みもの/【5年生・東京書籍】 国語教科書採用R6
みんなの感想(21件)
角野えい子さんへ このシリーズの本を読むと、ねっ中して、りょう親によばれても気づかない時があります。ほかの角野えい子さんの作品を読んでみたら、とてもおもしろかったです!!
角野栄子さん、高楼方子さんの物語が大好きで、何か機会がある時にプレゼントしてもらいます。今回は77歳の誕生日に娘から『キキとジジ』『ケケと半分魔女』の2冊をもらいました。この年齢になると夜半に目をさますとなかなか寝つかれません。そんな時、画がやさしく文章に夢がある二人の作品を読むのが楽しみです。これからも数少なくても良いので、毎年新刊をだしてくれるのを楽しみにしております。
介護疲れで落ちこんでいた時、友人より『魔女の宅急便』を紹介していただき、文庫本を購入し、すっかり本編全6巻を読み終えました。そして、角野栄子さんのファンになり、時々ホームページを見る事も出来るようになり、私が今迄着ていた服も暗い色合いの服が多かったので、先日もピンクのカーディガン風の物を買って楽しんでいます。又、昨年のテレビ出演も楽しく見て、DVDに録画し、時々見返しています。又、美術館も心待ちにし、ぜひ遠方でも訪れたいと思っています。私の知人は角野さんのサイン入りの本を持っていますよ。うらやましい限りです。
キキの絵がとてもかわいかったです。もしできたら、キキととんぼさんがけっこんしたときの物語や、トトとニニがうまれたときの物語をかいてくれたらうれしいです!!
『魔女の宅急便』6冊を読み終えて、スピンオフの本があるという情報を得て、この本を読みました。ワクワク、ドキドキがとまらずスーっとよんでしまいました。今、妊娠中でおなかの中の子どもと一緒に読み聞かせという風にも読んだりしていました。角野さんの作品をいっぱい読み広げていきたいと思います。ありがとうございました。
コロナ禍で家にいる時間が増え『魔女の宅急便』シリーズを買いそろえました。その後、子供の学校が休校になったりでなかなか本編シリーズを読む時間がつくれませんでした。私が10歳の時、映画『魔女の宅急便』が公開され、それ以来ずっと魔女宅のファンです。ご縁あって数年前から地域猫の黒猫とキジトラ猫のお世話をさせていただいておりました。しかし、今年の初めに黒猫が我が家の敷地内の室外機のダンボールハウスの中で、息をひきとりました。最期を看取ったのは他でもない私自身でした。「キキとジジ」を拝読させて頂いて、地域猫のジジが私が魔女宅の影響で黒猫を飼いたかったという夢を大人になってから叶えてくれたんだなと、読み終えて涙が止まりませんでした。角野先生、素敵な作品を産み出して下さって本当に有り難うございます。本編と特別編も必ず読ませて頂きます。大切に。
私がちょうど10歳の時に、映画『魔女の宅急便』が公開されました。映画を観た当時の私達は、学校の掃除の時間に、箒で飛ぶ練習をしたものです。 コロナ禍で、「Stay Home」を余儀なくされたことをきっかけに、本編6巻を買い揃えましたが、宣言が出たり解除されたりと、結局読み終えることは出来ませんでした。 そんな時、特別編「キキとジジ」の存在を知って、童心に返り読んでみることにしました。 私の息子が、今ちょうど、10歳なのですが、 私が10歳の時に、この本に出会っていなくてよかったです。 もし出会っていたら、絶対に魔女になる修行をしていたと思います。 特別編「キキとジジ」を読んだので、次は本編を改めて読み進めて、キキがどんな大人に成長したか知れるのが、とても楽しみになりました。 先にこの作品を読んで、本当によかったです。
私は「魔女の宅急便」が大好きです。このスピンオフシリーズに「今」出会えたことに何か特別なご縁を感じました。キキとジジ、一心同体のようであって違う。それぞれの個性、人格、猫格?があり、この本に登場する人物全てにそれらがすーっと心になじみ、親しみ深く最後までとてもワクワクしながら読み終えました。もし私が今子どもだったらどんな気持ちで読むのかな?と、ふと考えたりして楽しさは二倍。ジジのプライド、キキより少し上でいたい気持ちや人と同じように心の中にたくさんの思い「喜怒哀楽」がある猫視点や世界観がおもしろいです。そして、キキのミッチョンへの女の子ならではの微笑ましい嫉妬心、羨ましいという気持ち、オシャレしたい気持ち、複雑な乙女心というのでしょうか…、他人と比較してしまうのは年齢に関係なく誰もが心のどこかに持ち合わせているものかなとほっこりしました。さらに今やキキのチャームアイテムでもある赤いリボンをキキが初めてつけてもらった時のジジの言葉に意表を突かれました。あの少しキキに対抗心のあるジジが「キキ、かわいいよ」と。ジジの素直な言葉にきゅんとくるものがありました。お互い大好きで仲良しのキキとジジ。
この本は、キキが生まれてから魔女になる決意をするまでのお話。 キキとジジだけが通じる「魔女ねこ言葉」は、私の娘がまだ赤ちゃんだったころに飼っていた猫を思い出して、なんだかとても温かい気持ちになりました。まだおしゃべりができない娘と猫がこっそり二人で何かを話しているシーンを何度か目撃していたからです。 『魔女の宅急便』は小学生のころにジブリ映画で観て、その存在を知りました。学校の推薦図書で原作を買ってもらったことを覚えています。大人になってから、シリーズとして続いていたことを知り、6巻読破しました。 さらに歳を重ねて、生まれた娘と一緒に絵本・児童書コーナーに行ったときに、特別編として続編が出ていることに気付きました。映画の『魔女の宅急便』が好きな娘は、ジブリ美術館に行くときに必ず真っ黒のワンピースに赤いリボンのカチューシャを着けてキキになりきっています。 そんな娘は、春から小学生。この『キキとジジ』を早く自分で読めるようになりたいから、漢字の勉強頑張る〜!と張り切っています。親子で楽しめる幸せな読書体験をありがとうございます。 続編もまだまだ期待しています!!
キキとジジは、小さいころから、「魔女ねこ言葉」を話していて、すごいなと思いました。キキとジジがケンカしているところが、おもしろかったです。
<感想>魔女の宅急便シリーズ(1~6)を読んで、このシリーズが大すきになりました。特別編があることを知り、ぜひ読んでみたい!と思いました。この「キキとジジ」は絵もかわいくて、絵を見てわくわくどきどきします。絵と文章がすごく合っていていいなと思いました。私はキキの気持ちが分かり、きょうかんした所もあります。とてもおもしろかったです!<作者へのメッセージ>私は魔女の宅急便が大すきです。「キキとジジ」は、キキとジジがけんかをしたりしているし、不思議な女の子〝ミッチョン〟などの登場人物も出てきて、おもしろいなと思いました。私はジジにも注目するのもいいなと思いました。作者あとがきにもかいてある、ジジのそんざいもいいなと思いました。とってもおもしろいです。
おもしろくて、はやくよんでしまいました。まじょのたっきゅうびん大すき。
〝キキとジジ〟に又会えました。珠玉のことばがいっぱい…。オキノさんの「どこまで行ってもわからないことがある。それってすごいことだ。ああ、わかった!と思ってもその次がまたわからない。そこが不思議ってことなんだろうな。わからないおもしろさがはてしなく続くんだ。」そうなんです。いくつになってもわからないことがある。知る喜びがある。楽しみがあるってうれしいことですものね。角野さんの物語に佐竹さんのあたたかい画が寄り添っている。表紙の裏のカットにキキが生まれた2月2日のオキノさんの様子。目次のカットにジジのおかあさんとジジらしきうれしいうれしい画に涙が出そうでした。又、キキとジジに会えますよね。ありがとうございました。
スピンオフ・シリーズ2冊目を読むことができて大変嬉しいです。小学生のころから大ファンで、今も続編を読むことができて幸せです。魔女の宅急便シリーズの感情の揺れや自然の描写がとても好きです!佐竹美保さんの雰囲気のある挿絵が大きく見られるのも素敵だなあと思っています。今回のお話もすごくステキで、ふしぎもあり、楽しくいやされました。また魔女の宅急便のお話が読めたらいいなと思います。
「魔女の宅急便」シリーズは大好きで、全話読みました。特別編はとてもおもしろくて、その1とその2は1日で読みきってしまいました。この本で特に共感した部分は、第7章の1ページ目の「おおぜいの子がにぎやかに動きまわっていると、おちつかず不安で、にげだしたくなるのです」という部分でした。私もすごい人見知りで、大勢の人の中にいるのがいやで、にげだしたくなるからです。とーってもおもしろくて、もっともっともっと読みたいです!!
私の好きな作者はマジック・ツリーハウス(メディアファクトリー出版)のメアリー・ポープ・オズボーン。小さい頃のキキとジジがかわいく書かれていて、自分がキキとジジの前にいるような感じになる。
しっぽじけんで、ジジがいえでしたところがいちばんこころにのこりました。ジジもしっぽがいたかったとおもいます。
私の息子は本がスキです。夜寝るときは、読みきかせをしてねています。以前はみじかめの本を読んでいましたが、小学校に入学したので、3年生むけの本(ながめの文)を読みきかせしようと思い、この本を選びました。今は私が読んであげているけど、もうすこし成長したら、自分で読んでほしい本でもあります。
キキとジジの幼い頃って?とワクワクしながら読みました。ところが、ジジの大人、お兄ちゃんっぷりにビックリ! 家族がキキに注目してヤキモチを焼いてしまったりと、子猫らしさもありますが、短い発言がズバッと的を射ていたり。キキの物語と思いがちですが、そうそう、タイトルは"魔女の宅急便"でした。特別編を含め、みんなが主役のシリーズは何度も読見返したくなります!!
子どもが生まれたとき、キキと名付けました。希望の木、という漢字で希木です。キキは今年6歳になります。去年、大人の都合で離婚をし、キキには父ちゃんがいなくなりました。母子家庭。老犬1匹と、わたしとキキ。通っていた保育所も暮らす場所も変わりました。この先の人生、色んなことに直面するけれど、泣いたり笑ったり助けられたりしながら、あのキキみたいに、キキも生きていってくれたらなあと思っています。
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