文庫版

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山のトムさん ほか一篇

北国の山中で開墾生活をはじめたトシちゃんの家に、ネズミどもが出没! その退治のため、雄の子ネコのトムがもらわれてきました。はじめはどちらかというとネコぎらいだった一家だけれど、とぼけたような行動力でふりまわしてくれるトムがいるおかげで、大変な生活のなかにも大笑いが絶えなくなって?? 文庫化にあたって、これまでほとんど知られていなかった、「山のトムさん」と背景を同じくする短篇「パチンコ玉のテボちゃん」も収録。

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    小学中学年から
¥770(税込)
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
240ページ
サイズ
17×13cm
初版年月日
2011年05月15日
シリーズ
福音館文庫
ISBN
978-4-8340-2665-8
テーマ

みんなの感想(2件)

小さな読書会で読みました。石井桃子さんのあとがきに、なんと、私たちーもちろん、トムもまじえてーは、 あのころ、一生懸命毎日生きていたことよ、と思います。とありましたが多くの(私の両親たちも)日本人が 戦後皆懸命に働いたと思います。苦しい中にも笑いささえあい生活していた事をとても温かい文章で 書かれていました。テボちゃんもアキラさんと一緒に山の家に行って元気に働き遊びました。子どもにとって何が大切かを 考えさせられる短篇でした。

ねずみを取る猫の姿(バリバリたべちゃうとか)にびっくりしました。昔のようすもよくかかれて、知ることができました。石井桃子さんの作品は、固い心をほぐしてくれます。辛い時とかによむと、とてもなぐさめられます。

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