日々の絵本と読みもの

妖怪の子どもたちは今日も元気いっぱい!『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』

『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』

ここは、ヒュードロ・タウン3丁目の「ようかいチビッコえん」。今日も元気な妖怪の子どもたちがやってきます。

さあ、お友だちがそろったら、朝の「ようかいたいそう」の時間です。「ようかいたいそう ニョロニョロニョロリ ニョロニョロ、ニョロニョロ、なんになろ?」。
次は遊びの時間。ひとつめこぞうちゃんがのっぺらぼうちゃんの顔に落書きしたり、すなかけばばあちゃんがお友だちに砂をかけたり、あちらこちらで大騒ぎ。アカオニ先生もてんてこまいです。

それからみんなで散歩に出かけ、商店街の皆さんにもごあいさつ。川の土手でひと休みして遊んで帰ったら、おいしい給食が待っています。おなかいっぱい食べて絵本を読んでもらえば、みんなあくびのお昼寝タイム。もうじきお迎えの時間です。
今日もたっぷり遊んで、あー楽しかった! 先生、さよなら、また明日!

絵本「オニのサラリーマン」シリーズでおなじみの富安陽子さんと大島妙子さんのコンビが、妖怪の子どもたちの園での一日を愉快に描いた本作。テンポのよい言葉と場面のすみずみまで描かれるチビッコえんの様子がとても楽しい絵本です。

もうすぐ春。入園・進級シーズンを迎えるこの時期、元気いっぱいの園生活を体験してみてはいかがでしょうか。きっとわくわくすることまちがいなしです!

担当M
こんなところに、「オニガワラ・ケン」さんがいる! という発見もあったり、同じ作家コンビならではの楽しみ方もできる一冊です。

2025.02.26

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