日々の絵本と読みもの

おいしいのりまき、作ってみよう!『のりまき』

『のりまき』

 節分といえば「鬼は外 福は内!」の豆まきですが、最近では恵方巻を食べるご家庭も増えているようです。
そんなのりまきですが、“まきす” があれば意外と手軽にできるんですよ。節分にはぜひ、のりまき作りに挑戦してみてはいかがでしょう。

 『まるくて おいしいよ』『サンドイッチ サンドイッチ』などの、食べ物絵本の作者として知られる小西英子さんが描いた、その名も『のりまき』。表紙を見たらつい手を伸ばしたくなるような、のりまき作りの絵本です。


 
 大きなのりに、お寿司のごはんを広げます。細長く切った卵焼きをのせ、きゅうり、えび、あなご、そして、かんぴょう、しいたけのせたら、そうっと巻いていきます。棒状になったのりまきを切ると……色鮮やかで華やかな断面が食欲をそそります。「のりまき のりまき いっぱいできた! のりまき のりまき いただきまーす!! 」。

 

 作者の小西さんは何度ものりまきを作って観察しながら絵本を作ったそうです。切った面に現れる種の配置が美しいきゅうり、形のいいあなご、のりの光沢、ごはんのつや、のりまきの華やかな断面など……。そのこだわりとリズムよく進むのりまき作りの様子があいまって、絵本を読みながらも、本当にのりまき作りをしているかのような気持ちになることでしょう。

 子どもたちにとって食べることはもっとも身近な楽しみです。 その楽しみを存分に伝えられる絵本『のりまき』。ぜひご家庭ならではの具材でのりまきを作って、食べて、楽しんでくださいね。

担当・H
のりまきを久々に作りました。巻くのは上手にできたのですが、米の水加減がいまいちでした。節分に再チャレンジします。

2020.01.31

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