はるのにわで

庭でともに生きる小さな生きものと草花たち

春の庭を舞台に、生きものや草花が共に生きる姿を描いた作品です。満開の花のなかで目覚めるアマガエル。その花の花粉を集めにくるマルハナバチ。ハルジオンにとまるハエトリグモ。それを背後から狙うカナヘビ。そしてオオカマキリの誕生……。庭で起こったいくつもの出来事は、生命の輝きを伝えてくれます。自然や昆虫をテーマにした著作で知られる澤口たまみさんが紡ぎだす世界を、アニメーション監督の米林宏昌さんがみずみずしく鮮やかに描きあげました。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,760(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
40ページ
サイズ
27×22cm
初版年月日
2022年03月10日
シリーズ
日本傑作絵本
ISBN
978-4-8340-8650-8
テーマ
早春/春の植物

みんなの感想(9件)

私(母)がジブリの大ファンで、小さい頃から常に身近な存在でした。今回息子が産まれて読み聞かせをと思い「はるのにわで」を購入しました。まず色彩の美しさに惚れ惚れし、優しい絵と絵本の中(世界)に入り込んでしまう文とで、とても感動しました。これからたくさん見せて、読み聞かせしようと思います。

図書館で借りて読み、絵が美しく、娘の好きなてんとうむしも出て来て、とても楽しく読めたので買うことにしました。「絵がかわいいからずっと読みたい」と娘は言っています。

おもしろかったです(しょうご)。おもしろかったです(のえみ)。//母(祖母)は花の色に、息子はかなへび、娘はかたつむりがお気に入りです。

雑誌「ちいさいなかま」で澤口たまみさんの「えほんとさんぽ」をたのしんでよんできました。「はるのにわで」はまるで私の家の庭の物語の様に花、虫、自然界の中での全てが表現されています。とくに「よもぎ」の絵がすばらしい。まさによもぎをつんで来てよもぎもちをつくってしまいたいくらいの表現であり、虫たちが草や木の世界で自分らしさを表現したのしんでいるそのものです。又カマキリ(我家でも毎年生まれます)の場面の表現がすごいですね!! 虫のきらいな子どもがふえている中でとても大切な絵本ですね。

書店でみかけた時に、表紙の虫カゴをさげた男の子の姿が息子にみえて、木の棒を持ってかけ回るその姿に魅かれて購入しました。作者の先生も岩手の方だと知り嬉しくなりました。ジブリ作品も大好きな私と息子にはピッタリの本でした。家の周りで出会う生き物たちの様子がそのまま絵本になっていて、夜寝る前に一緒に読んでなごんでいます。文も絵もとても素敵です。大好きな1冊です。

飯能地区医師会から認知症の方が楽しめる本の紹介を、との手紙が届きました。絵本は小さかった頃を思い出したり、今でもよくみかける花をみせてくれたり…楽しく読んでいただけると思います。

小さい生きものたちも、花々も楽しくてページ毎に、何度もくりかえしみています。カマキリの虫鞘は、みたことがありませんでした。私の小さい庭にコウガイビルが来たことがあったし、ルリタテハの幼虫がホトトギスをまるはだかにしたこともありました。高齢になり時間にゆとりができて、以前とちがった楽しみがふえました。うら表紙の花、オオイヌノフグリでしょうか? 葉っぱの感じがちがうけど。

昆虫が好きな息子へのプレゼントとして岩手のおばあちゃんが買ってくれました。かまきりの赤ちゃんやちょうちょが出てきて とても嬉しそうに読んでいました!

たまみさんのはるのにわは、きっと標高のあまり高くない草原野原の様な所でしょうか…。野の虫、植物の情景が目に浮かぶやさしい言葉づかい、たまみさんならではですね。また、素敵な作品をお願いします。

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