人形の旅立ち

なおがいつも遊んでいる神社の境内には大楠があって、根もとには古くなった雛人形が捨てられていました。満月の夜、楠の幹にぽっかりあいたうろに、吸いこまれるように人形たちが姿を消すのをなおは見ます。うろの中は、海でした……。表題作「人形の旅立ち」のほか4編が収められたこの作品集は、作者の故郷、山陰の町を舞台に紡ぎだされたもの。またひとつ、子ども時代への旅が、連作のファンタジーという形で書きとめられました。

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    小学高学年から
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
208ページ
サイズ
21×16cm
初版年月日
2003年06月15日
ISBN
978-4-8340-0619-3
テーマ
小学中学年からの読みもの

みんなの感想(1件)

長谷川摂子作品は、絵本の文と音が一体となっているものが多い。そういう優れた感性が『人形の旅立ち』の中で表されており、引き込まれずにはいられなかった。この作品を通し、長谷川作品の根っ子に流れるものが見えたように思う。

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