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ココの詩

人形のココは、ある日子ども部屋で金色の鍵を拾い、小さな女の子のすがたになります。春風に誘われ、初めてフィレンツェの街にでたココは、そこで出会ったやくざなネズミ「ヤス」に恋をするのでした。しかし無垢なココはヤスにだまされ、借金のカタにネコに売られて、召使いとして暮らすことになります。どうしようもなく恋い焦がれる気持ちと正義感とのあいだで揺れながら、ココは名画の贋作をめぐってネコ一味との攻防に巻き込まれていくのでした。

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    小学高学年から

カテゴリ : 読みもの
定価 : 2,420円(税込)
ページ数 : 432ページ
サイズ : 21×16cm
初版年月日 : 2016年10月10日
ISBN : 978-4-8340-8295-1
シリーズ 福音館創作童話

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みんなの感想(3件)

  • とってもおもしろいです。ココがどんどん大きくなるにつれて、いろいろなけいけんをしてさいごには、最初にもどっているので、生死をかたっているみたいでした。次の本も楽しみにしています。高楼方子さんが好きです。

    お子さんの年齢:小学高学年

  • 私がこの本を最初によんだのは11歳の時。ひときわ重く分厚い本、キレイな絵に興味をもった。もうあれから20年。再びよみ返してみて、やっぱり大好きな本だと思った。私も20年たち、子供の頃によく分からなかった恋する気持ち、裏ぎられてもまた信じてしまうココ、自分のようだと思ってしまった。かわいい絵とは別にシビアな結末だけど、ココが人形から1人の少女に成長する姿、「忘れることも必要だ」と言うおじさんの言葉にすごく感動しました。そして、ヤス!結婚なら絶対モロの方が幸せになれるのにね。ココに感情移入しすぎて結局ヤスのような男と結婚しました(笑)。子供が2人いますが、もう少し大きくなったらすすめてみます。私が一番好きな本!!時計坂の家も好き!2番目の子は「まりか」ってつけてます(笑)。この2冊は私が死んだ時に一緒に棺に入れてもらう予定です。高楼さんありがとう。

    遠藤 恵さん

  • 私は高楼方子さんの本がとても大好きで、『十一月の扉』や『わたしたちの帽子』『時計坂の家』『リリコは眠れない』などたくさんの本を読んでいます。高楼さんの本を読み終わると、いつもおどろきがとまらなくなります。吸い込まれるような物語の展開にとてもドキドキワクワクし、読むと心が温かくなります。不思議な感じがとてもいいです。高楼さんのお話は本当にすごくて『時計坂の家』は1日で読めてしまいます。『ココの詩』では、まさかこうなるとは、という話の展開がとてもおもしろかったし、ココの気持ちと共感できる部分がたくさんあって本をめくる手がとまりませんでした。『十一月の扉』も大人の人と話し合ってたくさんの教訓があって、心があったかくなり、恋のあまずっぱさもとてもよかったです。本の表紙もみんなとてもきれいで大切にしようと思いました。こんなすてきな本を書いて売って下さり本当にありがとうございます。

    優美花ちゃんさん
    お子さんの年齢:小学中学年

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