ねぎぼうずのあさたろう その1
とうげのまちぶせ
あさつき村のあさたろうは、色白でまん丸顔の、元気のいいネギぼうず。ある日、乱暴を見かねて、村の顔役のやつがしらのごんべえをこらしめます。そこでとうとう、あさたろうは、回し合羽と三度笠に身をやつし、旅立つことに……。さて、行く手にどんな危険が?峠の茶店のふしぎな浪人の正体は?野菜たちが大活躍する、ナンセンスと痛快さあふれる一大娯楽時代劇絵本。テンポの良さ、浪曲調の語り口、迫力ある場面描写。面白さ抜群です。
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読んであげるなら
4才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,320円(税込) |
ページ数 | : 32ページ |
サイズ | : 27×22cm |
初版年月日 | : 1999年11月10日 |
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ISBN | : 978-4-8340-1634-5 |
シリーズ | : 日本傑作絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(2件)
きみどり朋子さんへ。二代目広沢寅蔵は浪曲師です。浪曲でCDを探すと出てくるはず。名月赤城山とか清水次郎長で有名です。三味線がツンテン、ジャジャン、と入って、唄が入って語りが入ります。ちょっと今の人にはできないですよ(*^-^*)。子供の頃ひいおじいちゃんと一緒にききました。すごく懐かしくなりました。この絵本、人物の風情がよく出てて時代劇調でとてもいいですよね。テレビの時代劇もどんどんうそくさい、日本人らしくない演技と構成になるなか、さすが時代劇時代ど真ん中の人の書いた作品だなぁと感心してしまいました。こんなマイナーそうなの誰が読むの?!と思ってましたがアニメ化にもなってると知り、びっくり。ファンがたくさんいてうれしいです。これから集めて家族で読みたいです。これわかるのかしら?という感じですが親の私がノリノリのせいか、一才の子も3才の子も身を乗り出してお話しを聞いています(*^-^*)。とにかく一部の親がはまる絵本かも(笑)。
のぶちゃんさん
お子さんの年齢:3才
4歳になる息子は、時代劇風のこの絵本がお気に入りで、毎晩のごとく「読んで」です。例えば息子が積み木をしているところへ、1歳の妹が壊してしまった時など「おい、やめろ、ちょうきち!」とか「ねぎじるが出るぞー」と言ったりして遊んでいます(息子がこう言う時はけんかにならないのですね~)。テレビを見せたくない母親の元で育った彼は、でもたたかいごっこやヒーローものはかっこいいなあと密かに憧れているようです。いい絵本のヒーローは本当に善ですよね。これを読み終えたら、いつもすっきりした顔をする息子です。その後、幼稚園の絵本棚から、その4まで借りて全部読みました。父親もはまっています(夫が最初に見つけた絵本なのです)。家族でその5を心待ちにしています。ただ一つ、「二代広沢虎造風浪曲節」を探すのですが分かりません。音がわかればさらに楽しいかなと思います。どうやって探したらいいでしょうか?
きみどり朋子さん
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