エルマーと一緒に冒険の世界へ|「エルマーのぼうけん 展」@PLAY! MUSEUM(東京・立川)
日本で1963年に刊行されて以来、子どもたちに愛されて続けている『エルマーのぼうけん』。邦訳60周年を迎えるこの夏から、PLAY! MUSEUMで日本初の「エルマーのぼうけん」展が開催されています。開幕に先駆けて行われた内覧会にお邪魔してきましたので、その時の様子をお届けいたします!
「エルマーのぼうけん 展」@PLAY! MUSEUM(東京・立川)
初めて出会う少し長めのお話として、60年にわたって愛されてきた『エルマーのぼうけん』。9才の男の子エルマーが、リュックに詰めたものを駆使して、とらわれた竜の子を助けに向かう物語は、たくさんの子どもたちをワクワク・ドキドキさせてきました。
こわい動物に出会ったのが自分だったら……?
竜に乗って飛ぶって、どんな感じなんだろう……
「そらいろこうげん」に行ってみたいな……
子どもたちが想像力を働かせながら楽しんできた世界が、PLAY! MUSEUMに登場です!
まず出迎えてくれるのは、竜の子ボリス。黄色と青の縞模様に、金色の羽、赤い爪と角……本から抜け出してきたかのような姿に、思わず何度もシャッターを切ってしまいます。
そして、会場内に足を踏み入れると……
桟橋を渡って冒険の旅に出た、エルマーの足取りをたどることができます。動物たちの間を縫って進むと、ワニの背中や、ミカンの皮も見えてきます。壁面にずらりと並んだ原画は、繊細な鉛筆画。丁寧に描かれた原画は、本とはまた違った味わいです。
エルマーの足取りを追ってさらに進んでいくと、『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の世界へ。竜たちが暮らす〈そらいろこうげん〉が再現された広場を回り込むと、16匹の竜たちがひしめく洞窟が……!
手前のパネルを操作して、竜たちにスポットライトを当てていくと、にぎやかなジャズが流れ始める仕掛けも。もちろん、地図のカラー原画や、挿絵の原画もたっぷり楽しめます。
ほかにも、作者のルース・S・ガネットさんが作った、竜のぬいぐるみやラフスケッチなど、制作の裏側が垣間見える貴重な資料も多数展示されています。そして最後には、さまざまな分野で活躍する方々が選書した「ぼうけん図書館」が。たくさんの本が集められた、冒険への期待感が高まる空間になっています。
ゆっくり展示を楽しんだ後は、お楽しみのミュージアムショップへ! エルマーの世界観を大切にした、かわいらしいグッズがたくさんあり、お買い物もはかどってしまいそう……。併設のカフェでは、本の一場面が楽しめる料理や飲み物も提供されています。
ちなみに、書店でも販売中の「エルマーのぼうけんすごろく」や「ポケット版 エルマーのぼうけんセット」も、ミュージアムショップでお買い求めいただけます!
見どころ満載の展覧会は、10月1日まで。夏休みのお出かけにもぴったりなので、ぜひ親子でお出かけくださいね。
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「エルマーのぼうけん展」
会期:2023年7月15日(土) - 10月1日(日) 会期中無休
会場:PLAY! MUSEUM
〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料:一般 1,800(1,200)円、大学生 1,200(700)円、高校生1,000(600)円、中・小学生600(400)円
■未就学児無料。( )内は立川市在住・在学の方を対象にした[立川割]料金。
https://play2020.jp/article/elmer/
2023.07.28
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