イベントレポート

junaidaの想像と空想の世界へ……junaida展「IMAGINARIUM」

『Michi』『の』『怪物園』『街どろぼう』など、精緻に描きこまれた美しい絵と、無二の世界観で人々を魅了し続けているjunaidaさん。今月から東京・立川の「PLAY! MUSEUM」で、初の大規模個展となるjunaida展「IMAGINARIUM」が開催中です。今回、福音館書店では、その内覧会にお邪魔させて頂きました。人々を想像と空想の世界へと引き込む、魅力あふれる空間を少しだけご紹介します!

junaida展「IMAGINARIUM」@PLAY!MUSEUM


実に416点もの作品が並ぶ今回の展覧会「IMAGINARIUM」。junaidaさんは一つの物語のような空間となる構想を当初から描いていたそう。それは一番最初の入口にある大きなスポットライトにも表れています。



ライトを覆う赤い布の裏には、書き下ろしの作品の下絵が描かれ、それを見上げる人に光が当たるようになっています。これには、"自分自身がこの展示世界の主人公" という状態で「IMAGINARIUM」に入っていてもらいたい、という意図が込められているといいます。
 


「交錯の回廊」「浮遊の宮殿」「残像の回廊」「潜在の間」という4つの空間で構成されている「IMAGINARIUM」。『Michi』『の』『怪物園』『街どろぼう』などの絵本作品の原画も数多く展示されているほか、「IMAGINARIUM」のために描き下ろされたものもあります。
展覧会場の空間もとても緻密に美しくデザインされており、junaidaさんの想像と空想の世界へと、実際に入り込んだかのような不思議な感覚に包まれます。


「交錯の回廊」では、junaidaさんもその出来に大満足だったという『怪物園』の怪物たちのアニメーションが体感できます。映像作家の新井風愉監督が手がけたこの展示は必見! ぜひ皆さんもご自身の目で、怪物たちの動く様子を確かめてみて下さい。


展示会場は勿論ですが、ミュージアムショップもまさにjunaidaワールド。junaidaさん自身も制作に大きく関与したという様々なグッズが並びます。『街どろぼう』の巨人のフィギュアもありますよ!


最後に、なんとカフェにも、「IMAGINARIUM」期間中の展覧会メニューが登場しています。『怪物園』にちなんだ怪物ギョロギョロプレートや、『の』の子の帽子のハンバーグのセット、イチゴたっぷり『Michi』パンケーキなどなど。どれも可愛らしく、かつ美味しいメニューばかりです。カフェはMUSEUMチケットがなくても利用できます。


junaidaさんの想像と空想の世界を、最初から最後まで、まさに浴びるように体験できる今回のjunaida展「IMAGINARIUM」。ぜひ皆さんも、この美しい、無二の世界を体感して、自分だけの物語を見つけてみて下さい。


junaida展「IMAGINARIUM」
会期:2022年10月8日(土)― 2023年1月15日(日)
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F)
開館時間:10:00~17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
入場料(税込):一般 1,800円 、大学生1,200円、高校生 1,000円、中・小学生 600円、未就学児無料
〇割引制度あり(立川市在住・在学者、障害者など)
HP:https://play2020.jp/article/junaida/
※会期中は無休 (年末年始の3日間、2022年12月31日、2023年1月1日、2日を除く)
※会期中は、当日券で入場できます。休日および混雑が予想される日は事前決済の日付指定券(オンラインチケット)を販売。

2022.10.24

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