いつか終わりがきてしまう、家族で楽しむ特別な1日 『アイスクリームが溶けてしまう前に』
いつか終わりがきてしまう、家族で楽しむ特別な1日
『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』
バングラデシュから、アメリカに引っ越してきたご婦人。ある夜、呼び鈴が鳴ってドアを開けると……「お菓子をくれないと、いたずらするぞ!」勢ぞろいした小さな怪物たちが叫びます。そう、今日はハロウィーン。手作りの衣装に身を包んだ子どもたちが、家族や友だちと一緒に町にくりだす、特別な夜です。
子どもたちは、仮装してお菓子をもらいに出かけるのが大好き。でも、当たり前だったお菓子もらいにも、いつか終りがきてしまいます。まるで、冷たかったアイスクリームが溶けてしまうように……。
絵童話『アイスクリームが溶けてしまう前に』には、家族で過ごすハロウィーンについての短いお話が10話おさめられています。ハロウィーンにお菓子をもらう慣習が始まったいきさつ、家族で手作りした衣装を身につけて街にくりだし、みんなで仮装の当てっこをして楽しむこと、そして、大好きだったハロウィーンが、いつか終わってしまうこと。本場・アメリカでのハロウィーンの日を舞台に、家族で過ごす特別な時間を鮮やかに描いた作品です。
この作品を手がけた日米恐怖学会とは、ミュージシャン 小沢健二、イラストレーター ダイスケ・ホンゴリアン、写真家 エリザベス・コール、そしてファッション・ディレクター 白山春久による、楽しい恐怖、心躍る恐怖を提唱する団体。怖いもの見たさでちょっとしたドキドキを求める子どもたちの感覚が、作品の中に感じられるかもしれません。
この作品をより一層楽しんでいただける、スペシャルサイトもオープンいたしました。感想・エピソードの募集も行っていますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
2017.09.15