日々の絵本と読みもの

家でも作れる! 霜柱を観察しよう! 『しもばしら』

『しもばしら』

みなさんは霜柱をご存じでしょうか。凍るように寒い冬の朝、畑などの土の上を歩くとサクッサクッとくずれる、地面にできた細い氷の柱が霜柱です。

その霜柱が、どんなところにできるのか、どんなときにできるのか、わかりやすく魅力的な絵とともにつたえる科学絵本『しもばしら』をご紹介します。 

寒い朝、おばあちゃんといっしょに大根畑に行った、はーちゃんは、踏みつけた地面の足跡にきれいな氷の柱を見つけてびっくり! 霜柱だよ、と教えてくれたおばあちゃんと、どんな所にあるか「しもばしら探検」が始まります。

池のそばの草むらでは、花びらのような霜柱。裏山の崖には、横向きの霜柱。ほかにも、何段にも積み重なった霜柱や、石をもちあげた霜柱など、いろいろな霜柱を見つけます。 

自然の霜柱は、さまざまな気象条件が重ならないと見ることができない貴重な自然現象です。暖かい地域に住んでいて「うちの近所では無理だな」と思われた方も、大丈夫!! 本作では、ご家庭で霜柱をつくる方法も紹介しています。

「しもばしら探検」(観察)と「しもばしら作り」(実験)が、親子で両方楽しめる1冊です。ぜひ、この冬、観察や実験をご家庭にあわせて親子でお楽しみください。


担当K・冬の朝は布団が離れてくれません。

2022.12.16

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

記事の中で紹介した本

関連記事