日々の絵本と読みもの

ちょっとドキッとする質問に、ユーモアあふれる1冊を。『サンタクロースってほんとにいるの?』

ちょっとドキッとする質問に、ユーモアあふれる1冊を。


『サンタクロースってほんとにいるの?』

「サンタクロースって、ほんとにいるの?」
クリスマスが近づいてくる頃、少し大きくなってきた子どもたちが、こんな質問をしてきたことはありませんか? 私自身も子どもの頃、ツリーのかげに隠れてみたり、階段の上に陣取って見張ってみたり、どうにかしてサンタさんと遭遇しようとがんばっていた一人なので、この質問をする子どもたちの気持ちがとてもよく分かります。絶対に姿を見られることなく、プレゼントだけを置いていくサンタさんとは、何者なのか、本当にいるのか、とても気になりますよね。

お子さんからそんな疑問をぶつけられた時に、ぜひ一緒に読んでいただきたいのが、絵本『サンタクロースってほんとにいるの?』です。

「どうしてお父さんとお母さんにはこないの?」「どうして欲しいものがわかるの?」「どうやって一晩で世界中を回るの?」「…ほんとにいるの?」……。子どもたちの鋭い質問に、読んでいるこちらが思わずドキッとしてしまいますが、絵本の中で語られるのは、ユーモラスでありながら、子どもたちの疑問に真摯に向きあった、あたたかい答えの数々。読み終えた後には、自信を持って「サンタさんは、本当にいるんだよ」と答えられるようになりますよ。

クリスマスを楽しみにしている幼い子どもたちはもちろん、ちょっと大きくなってきたお子さんと一緒に読むのにもぴったりの1冊です。


担当・T
我が家に来ていたサンタが、どうやって姿を見られずに10年近くプレゼントを届けていたのか、いまだに謎です。

2020.12.18

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