バルバルさんは床屋さん。今日もてきぱき仕事します。 『バルバルさん』
『バルバルさん』
バルバルさんは床屋さん。町のはずれにある青い屋根の小さなお店で、お客さんの髪を切ったり、シャンプーをしたり、ひげを剃ったり、毎日たのしく働いています。
ある朝、バルバルさんが開店準備をしていると、お店にお客さんが入ってきました。「いらっしゃいませ」とそちらを見ると、そこにいたのはなんとライオン！ バルバルさんはびっくりしましたがイスへ案内し、ライオンのたてがみをチョキチョキチョキチョキ、と丁寧に切ってあげます。最後にブラシで仕上げると、すっきりしたライオンは満足そうに帰っていきます。
その後も、ワニがきて「髪を生やしたい」と言ったり、ヒツジが「プードル犬のようにカットしてほしい」ときたり。でも、職人のバルバルさんは、お客さんの満足のいくように、丁寧にてきぱきと仕事をこなしていきます。
最後のお客さんが笑顔になって帰った後に、バルバルさんがお店の看板を見るとそこには……。
心優しい床屋のバルバルさんのほのぼのとした雰囲気が楽しい1冊です。
バルバルさんシリーズの第２作目『バルバルさん きょうは こどもデー』、第３作目『バルバルさんと おさるさん』もあわせて、ぜひお楽しみください。
担当・K
髪を切ってもらっているとき、すごく眠くなるのは私だけでしょうか。
2023.04.05
