絵本の中で世界を味わう「旅の絵本」シリーズ
絵本の中で世界を味わう
「旅の絵本」シリーズ
初めて見るものや触れるものにわくわくしたり、日常から解放されてリフレッシュしたり、静かに自分と向き合ったり。国内でも、海外でも、家族や友人とでも、一人ででも、旅をすることは、常に心躍る体験ですよね。本日ご紹介するのは、そんな旅の喜びを絵本の中で味わえる「旅の絵本」シリーズです。
『ABCの本』「はじめてであうすうがくの絵本」など、多くの絵本作品を手掛ける画家・安野光雅さんによる「旅の絵本」シリーズは、一人の「旅人」がさまざまな国や地域をめぐっていく、美しい絵本シリーズです。1冊目の〈中部ヨーロッパ編〉からはじまり、イタリア、イギリス、アメリカ、スペイン、デンマーク、中国、日本、スイスと続く、全9巻。その国ならではの文化や自然が垣間見える風景の中を、旅人が淡々と進んでいきます。
文字のない画面いっぱいに描かれた繊細な絵を見ているうちに、まるで自分がその中に入り込んで、旅人と一緒に旅をしているような気分になってしまう9冊です。
この作品の大きな魅力の一つが、それぞれの国にゆかりのある文化が、風景の中にひっそりと散りばめられていること。有名な物語の1場面や、絵画の一部、映画や小説の登場人物たちなど、じっくりと絵を眺めていると、お国柄が感じられる部分が次々に目に入ってきます。そんな発見の喜びが、旅先でのわくわくした気分と重なり、旅気分をいっそう盛り上げてくれますよ。
おうちの中でゆっくりしながら、絵本で世界を旅することができる「旅の絵本」シリーズ。想像を広げながら、ぜひ旅気分を満喫してみてくださいね。
担当・T
赤が近づくとピクトグラムがかけあしになる台湾の信号機に出会って以来、旅先では信号機チェックが欠かせません。
2020.08.11