ばばばあちゃん
いつも元気な“ばばばあちゃん”は、ちょっぴり気が短いけれど、ガッツがあって行動的。そしてなによりハートフルなキャラクターが大人気です!
ばばばあちゃんについて
1987年に刊行した一作目『いそがしいよる』をはじめとする、月刊絵本「こどものとも」から生まれた楽しい「ばばばあちゃんのおはなし」シリーズや、「かがくのとも」から生まれた愉快な料理の本の数々など、多彩な内容が魅力的なシリーズです。
現在、絵本シリーズとしておなじみのばばばあちゃんのおはなしですが、じつは1977年12月号の月刊誌「母の友」に、「ババばあちゃんのはなし すてきないす」が絵童話として登場したのがいちばん最初です。そのはじめて誌面に登場したときのばばばあちゃんの一場面をご紹介します。
作者のさとうわきこさんは名前を考える際に一生懸命考えて、“おばあさん”“ばあちゃん”などいろいろ口で言っていたそうです。そのうちに、ば・ば……となって、「ばばばあちゃん」という名前が浮かんだとか。さとうさんいわく、「口で唱えていい感じだと思ってつけちゃったから、意図とか意味はないのよ」とのこと。
登場人物
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こいぬ
ちらかした部屋を片付けるように言われても、ほうきを野球のバットのように振り回し、ぞうきんを森中に飛ばします。
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こねこ
ばばばあちゃんがたくさん摘んだいちごをジャムにするのが待ちきれなくってそのまま食べちゃおうと提案します。
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かみなり
毎日あめをふらせてばばばあちゃんを怒らせてしまい、煙突から出たからい煙にやられて地面に落っこちました。
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あひる
あたためている途中で見失ったたまごを、ばばばあちゃんに代わりにあたためてもらいました。5羽のひよこのお母さん。
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へんてこなとり
ばばばあちゃんが作ったことりのうちにとまったとり。ずいぶん大きくてへんてこな迷子のことりです。
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すいかのたね
ばばばあちゃんたちに掘り返されて怒った勢いで、ぐんぐんぐんぐん大きく育ち、たくさんのすいかの実をつけました。
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おおくじら
ねぼすけのおおくじら。ばばばあちゃん達が、たいこやラッパなど大きな音を立てても全然起きません。
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からすの親分
りんごの味見を一口だけするとやってきて、子分たちとりんごを食べ散らかそうとします。
とじる
春夏秋冬楽しめる「ばばばあちゃんの絵本」
「ばばばあちゃんの絵本」シリーズは、全19作品あり、ばばばあちゃんのパワフルさと、あっと驚くような発想力で、多くの読者を楽しませてきました。そんなばばばあちゃんと春夏秋冬いつでもいっしょに楽しめる作品をご紹介いたします。