かわいらしく活き活きとした仔猫の絵と、その仔猫を気づかう母猫の愛情がムダなく読みやすい文章で描かれ、さすがは石井桃子さんだと改めて感心しました。
基本情報
- カテゴリ
- 絵本
- ページ数
- 28ページ
- サイズ
- 20×27cm
- 初版年月日
- 1967年01月20日
- シリーズ
- こどものとも絵本
- ISBN
- 978-4-8340-0087-0
- テーマ
- ネコ/ロングセラー/さあ、冒険の旅へ/100刷を超えた本/動物
みんなの感想(8件)
温かみのある絵で、こねこが可愛く、妻も子どもも楽しく読み聞きしています。
2・3歳の子ども達に読み聞かせをしました。こねこがお母さんねこから離れて、あぶなかしい出来事にあう。その後お母さんねこがどうどうと、こねこの通り道をかわしながら大きな犬をおいはらう。子ども達は、はらはらしたり安心したりと食い入って見ていました。
小学校の読みきかせ絵本講座で紹介。娘の友人が、赤ちゃんと来るとプレゼントしてしまうので、10冊程かいました。
子どもが、表紙のねこちゃんの絵に大よろこびしていたので購入しました。リアルな絵なのが良かったようで、車や犬など知っているものを指さししながら楽しんでいます。初めて物語がある絵本を買いましたが、気に入って何度も読んでいるのでよかったです。「にゃんにゃんかわいいね~」と言ってみたり、自分なりに音読して楽しんでいます。
この絵本は幼い子におどろくほど人気があります。やんちゃなこねこがひとりで大冒険をして、一難去ってまた一難、危機一髪のところでおかあさんねこが駆けつけて助けてもらう、そしてうちにかえっておかあさんのおっぱいをのむ、というそれだけの短いお話ですが、こねこと自分をすっかり重ね合わせているのでしょう。こねこにとっては、人間の子も車も犬も、とても大きく見えるし、絵の中のこねこはじっさいちっぽけに見えるように描かれています。一方のおかあさんねこは、人間や車と比べても、堂々と大きく見えるように描かれています。こどもにとっての現実もまったくそうなのでしょう。「あぶない!」と息をつめ、「よかった!」と胸をなでおろし、をくりかえし、最後の場面を見守る表情も満足気です。この絵本は猫好きの娘たちもかなり気に入っていたと思いますが、いちばん好きだったのは末の息子でした。入園前ぐらいのころは何度も何度も読まされ、小学校に入って字を覚えた今、好きな本だからと久々に借りてきて、はじめて自分で声に出して読み通した記念すべき絵本になりました。
小学生の頃、1年生か2年生だったと思いますが、学校の図書室で見つけて読みました。動物好きであったこともあり、このチビちゃんがどうなるのだろうとヒヤヒヤしたこと、お母さん猫に会えた時心からホッとしたのを今もリアルに思い出せます。その後、仕事場で、子育てで、お話ボランティアでフルに使わせていただいています。
動物が登場する絵本の挿絵って、可愛らしくデフォルメされたものが多いと思うのですが、『ちいさなねこ』の挿絵は今にも動き出しそうなくらい、リアルでいきいきとしています。余計な物も一切描かれていません。それでも、息子はこの絵本が大好き。1人で小さな冒険に出かけた子猫、子どもに捕まりそうになったり、車に轢かれそうになったり、ハラハラドキドキする場面が続きます。大きな犬とにらみ合いになった子猫は、木の上に避難します。でも、犬が木の下で頑張っていて降りられない。大ピンチです。そこへ、頼もしい母猫が助けに現れます。人間でも、動物でも、母は強し!
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