つるにょうぼう

貧しい男を支える、美しい女の正体は……?

雪深い山里で一羽の鶴が翼に矢をうけて、苦しそうにしています。そこを通りかかった、若者の男が、矢を引き抜き、介抱してあげました。その晩、家の戸の前に美しい女が「女房にしてくださいまし」と立っていました。この女の正体は、人間の女に扮した鶴だったのです。幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版。若者と鶴との哀しい物語が、洗練された文章と国際アンデルセン賞画家賞を受賞した赤羽末吉の繊細な絵で表現されました。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,320(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
32ページ
サイズ
25×25cm
初版年月日
1979年10月25日
シリーズ
日本傑作絵本
ISBN
978-4-8340-0757-2
テーマ

みんなの感想(3件)

小学五年生への読み聞かせに。五年生の国語の教科書には、「夕鶴」を読むが、この絵本の、赤羽末吉の画と語りで、想像を豊かに物語を楽しんでほしい。毎年この時期に読むが、遠い山並みを、飛び去る鶴の気持ちが切ない。

この絵本の絵を仕上げるのに、7年の歳月を費やしたという本。少しずつ 色が透けるように青白くなっていくつるにょうぼうの顔色など、本当に美しい。芸術品だと思います。

メジャーな名前で言えば「鶴の恩返し」赤羽末吉さんの昔話絵本はもはや芸術。もちろん、本物の昔話の「再話」としても素晴しいですが、やはり「絵本」として、赤羽さんの絵は素晴しいです。何より、時代考証を綿密にして、着物、道具等をしっかり書き入れているところが、職人技。「雰囲気」「イメージ」といった上っ面でないところが粋ですね。日本が誇る「絵本」としてあげたい1冊です。ただ、絵の雰囲気、内容ともに今の娘には・・・難しいです。当然・・・

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