やまなしもぎ

山梨もぎに出かけた3人兄弟の行く末は……

病気のお母さんに食べさせようと山梨もぎに出かける3人の兄弟。長男がはじめに行き、次男が次に行きますが帰ってきません。上の2人は、山のふもとでのどが渇いているおばあさんに親切にしなかったために、沼のぬしに呑まれてしまっていました。とうとう三男の三郎の番になりますが……。「ゆけっちゃ かさかさ」という言葉を信じて三郎は突き進みます。力強い傑作昔話絵本です。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,320(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
40ページ
サイズ
21×23cm
初版年月日
1977年11月10日
シリーズ
日本傑作絵本
ISBN
978-4-8340-0707-7
テーマ
昔話・民話/【3年生・教育出版】 国語教科書採用R6

みんなの感想(4件)

すてきな絵本です。代表的な名作の一つですね。 太田さんの絵は目にやさしいですし、場面を的確に表現してくれています。 そして平野さんがまとめあげた文、つかわれる言葉一つ一つから言霊を感じ取れます。言葉の音一つ一つが身体に響き、しみわたっていきます。 話の内容は、人間のあるべき姿を示唆するだけでなく、何かを暗喩として神秘的に表現する昔話独特のおもしろさが溢れています。 これは本当に名作です。

困った人を助けてあげる大切さ。優しい心になってほしい。いい事をすると、全ては自分にかえってくることを教えてくれるそんな本です。

日本の昔話は3度の繰り返しが多く出てくると思うのですが、やまなしもぎも3人の兄弟が3度の体験を繰り返して行く話がとても面白いと思います。いけっちゃーカサカサいくなっちゃーガザガザと楽しい音頭もありますよね、私は急いでいるときにおばあさんに優しくできるかな?と自分を置き換えて想像してしまいました。

4歳の息子が数ある昔話の中でも特に気に入っています。末っ子の男の子が沼のぬしをやつけるという、桃太郎やいっすんぼうしにも共通するような設定。この設定が、ヒーローもののお話が好きな息子にはたまらないようです。息子は沼のぬしの挿絵がすごく気に入っていています。文章もすごく味があり、本当素敵な昔話です。

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