ねずみ女房の心にめばえた未知の世界への憧れ

平凡に暮らしていた女房ネズミとオスネズミ。ある日女房ネズミは、いつものように食べ物を探していると、家主のウィルキンソンさんが用意したかごに捕えられているハトと出会います。ハトからを空を飛んでいたころの外の世界の話を聞いた女房ネズミは、自由に羽ばたきたいハトの心情に強く心を打たれ、渾身の力で、かごの戸を開けてやります……。美しい魂の輝きが伝わってくる珠玉の名編です。

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    小学中学年から
¥1,320(税込)
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
52ページ
サイズ
24×16cm
初版年月日
1977年03月20日
シリーズ
世界傑作童話
ISBN
978-4-8340-0540-0
テーマ
小学中学年からの読みもの/ねずみの本

みんなの感想(3件)

ルーマー・ゴッデンの作品は「ナイチンゲールが歌ってる」「人形の家」に続いて3作品目です。2冊が読み終わったところで、手元にある御社の児童書目録(2019年版)でゴッデンをチェックしたら277ページに!早速ジュンク堂書店立川高島屋店へ。書棚に1冊ありましたので購入しました。めすねずみがハトの思いを知って戸を開ける辺は涙が…。すてきな“おはなし”を有難うございました。

家事や子育てに忙しい日々。横暴な夫に耐えながら、いつも好奇心と想像力を持ち続け、最後に勇気ある行動をとるねずみの女房…。ハトが飛び去った後、星を眺める場面が感動的です。大好きです。河合隼雄さん推薦の大人の絵本! 出会えてよかったです。

女性、妻、母という立場。楽しくやりがいのある立場。でも夫は当たり前のこととして感謝も無い。そんな生活を大切にしているねずみ女房が、とても愛おしい。自分もそうだから。家と家族が全てで、そこからは抜け出ることはないから。

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