管理している子ども文庫に、お年玉として入れてあげたい本を探して、師走に入ってから、地域の図書館からいろいろな本を借りだして読んでいて、この本に出会いました。こぶたのサムのお話は、かなり前に神宮輝夫氏の訳で童心社から出ており、文庫にも入っています。でもここ何年か、全く手に取られなくなっていました。似たり寄ったりなのだろうと、タカをくくって読み始めたのですが、初訳がほとんどでした。共通する「サム、風をつかまえる」の訳は、こちらの方がリズム感があり、好奇心の強いサムの姿が目に浮かぶようでした。それで、新しく買い換えることにしました。イラストも、子どもたちが大好きな山脇百合子さん。絵本から物語の世界へはいる低学年の子たちにとても頼もしい本が発見できました。気がかりなのは、他社版と同じお話と気づいて、旧版に手を伸ばした子が、イメージが違うとがっかりすることです。できたら、すべてを新訳でお願いします。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 200ページ
- サイズ
- 21×16cm
- 初版年月日
- 2012年10月20日
- シリーズ
- 世界傑作童話
- ISBN
- 978-4-8340-2754-9
- テーマ
- 小学中学年からの読みもの/山脇百合子さんの作品/動物
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