ハッピーノート

小学校でも塾でも、いじめられてるわけでもないのになかなか自分らしくいられない六年生の女の子、聡子。家ではやさしい両親についあたってしまいます。そんな聡子は塾に新しく入ってきた女の子、リサにふりまわされながら、好きな男の子と仲良くなろうとがんばるうち、両親や学校の友達との関係にも変化が起きます。わがままでも人の言いなりでもない自分のペースを聡子は次第につかんでいくのです。

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    小学高学年から
¥1,540(税込)
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
256ページ
サイズ
20×14cm
初版年月日
2005年01月25日
ISBN
978-4-8340-2031-1
テーマ
小学中学年からの読みもの/【6年生・学校図書】 国語教科書採用R2/【6年生・東京書籍】 国語教科書採用R6

みんなの感想(6件)

小学4年生のときに「ハッピーノート」を読んで、本を読んで泣く、という経験をしたのは多分あの時が初めてでした。私にとってもとても印象深い作品です。大人になってもやっぱり昔と同じところで泣いてしまいました。 誰にも本音が言えない聡子が、お母さんやお父さんに甘えられるようになって良かったです。自分が思っていることをはっきり相手に伝えるのは大人になった今でも難しくて、成長した聡子がとてもかっこよく見えました。 霧島くんと聡子が再会できたのもすごく嬉しかったです。だけど、これから2人がどうなるのか、気になりました。同じ公立の中学や高校に行って、仲良く過ごしていたらいいな、と思います。読み終わってからずっと胸がぽかぽかしています。「ハッピーノート」は私の大好きな作品です。書いてくださって、出会わせてくださって、ありがとうございました‼♡

おもしろかったです。また読みたいです。

私は外国に引っ越して、三年生の時に日本語の本を読めなくなりました。そしてお母さんが「絵本クラブ」という、毎月海外に本を送る購読に入会して、毎月本が届くようになりました。今月(一月)に届いた本「ハッピーノート」は多分、今まで送られてきた物の中で、一番良かったと思います。主人公のさと子はなんだか私に似ていて、でもちがっていて、とても「自分がこのストーリーの主人公」という気分になれました。時に笑って、泣きそうになって、一夜で読み終わってしまいました(お母さんにはナイショです)。今は、この本をフランス語に書きかえて、友達に読んでもらう!というプロジェクトがあります。皆に気に入ってもらえればいいですね!とてもすてきな本でした。今後もたくさんすてきな本を書いてください!

女の子の気持ちがよく書かれていて「あ、こんな時私にもあったなぁ」とか思います。みんなのすれちがう気持ちを見て「みんな分かりあえるのかな?」と、はらはらしました。さい終は、さと子は気持にうそをつかないで、意見をいえるようになったので、ほっとしました。つい、もの語に夢中になってしまいました!

さし絵がすごく良かったと思いました。気をつかってつらい思いをするよりも、自分の本当の気持ちをすらすら言うほうがいい事っていうのが、この本を読んで分かりました。あの子といっしょにいたくないからがんばるのは、人生がすごくもったいないですね。だれかにはげまされるより1人でいるほうがいいとか、そんな感じですよね。

中学生の時に、図書館で初めて読みました。小学6年生という少し幼く見える歳の複雑な心情が丁寧に描かれており、ずっと心に残っていた1冊でした。社会人になり、もう一度読み返したいと思い購入しました。ひりつくような聡子の姿に24歳の私も心を重ね、お父さんにゲンコツされて泣く描写を読み、涙が流れました。あの時、言葉にならずもがき、怒っていた自分の気持ちが文章の形で示されていて、切なくなりました。大人になって読み返しても、心に残る1冊です。これからも幾度となく読み返します。素敵な作品、ありがとうございます。宝物の本です。

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