ヤービと氷獣

生きているものは、みんなさみしいのです。

マッドガイド・ウォーターの冬。そこで暮らす小さないきものヤービたちは、春まで長い眠りにつきます。それは、彼らのご先祖と、「氷獣」とが交わした契約のためと言い伝えられています。ところがヤービは、友だちのナミハナアブの幼虫のことが気になり、眠れません。同じころ寄宿学校では、幽霊騒動が持ち上がり……。ヤービたちと人間それぞれに伝わる「ふしぎ」が、彼らを冒険へと誘います。「岸辺のヤービ」シリーズ、第三弾。

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    小学中学年から
¥2,200(税込)
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基本情報

カテゴリ
読みもの
ページ数
216ページ
サイズ
21×16cm
初版年月日
2025年02月25日
ISBN
978-4-8340-8836-6
テーマ
5年生におすすめの本/中高生向け創作物語/4年生におすすめの本/3年生におすすめの本

みんなの感想(3件)

ずっと以前から梨木先生のファンで、物語が大好きです。 ヤービの物語もちょっとコロボックルに通じるようなところが好きです。3冊目になりますが、一気読みしてちょっと荒んでいた心がふっと軽くなりました。次回はどんな物語になるのか楽しみです。

またヤービたちに会えてとても嬉しかったです!表紙見返しの地図がフリースクール近辺になっていて、おや?と思ったのですが、ヤービたちが眠りにつく冬のマッドガイド・ウォーターで起きた出来事。ウタドリさんたちが過ごしてきたフリースクールの歴史も垣間見えて、とても素敵な冒険譚でした。大人になっても冒険心を持ち続ける人たちの姿は微笑ましかったです。次は春のマッドガイド・ウォーターで再びヤービたちに会える日を楽しみにお待ちしております。

ヤービ待っていたよ。冬の嵐の中でヨンのために勇気があったね〜ヨンの事を思い出してベッドボールから抜け出した事、木の皮と木の枝でちゃんと雪の中を進んで行けた事、ウタドリさんを思い出した事。セジロにつられてジャンプした事、地下街道を辿ってマシューさんのいる部屋に飛び込んだ事。全部勇気だよね。勇気はヨンを思う優しさだよね。ウタドリさんの言うようにさみしさの黒い種が大きくならないように私達は生きているんだと思います。どうか今まだ終わらない争いや大きくなっている黒い種がみんなの勇気で消えていきますように。

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