どんぐりかいぎ
どんぐりの木が子孫を残すために話し合う
どんぐりの木がたくさん実を落とすと、森のどうぶつたちは食べたあと残った実を地面に穴を掘ってかくします。冬の間は、このどんぐりを掘り出して食べるのですが、その食べ残しが春になると地面から芽を出します。昔々、森のどんぐりの木たちは、実を小動物たちに食べつくされて大弱り。「どうしたらあとつぎの子どもの木を育てることができるだろうか」と会議を開きます。どんぐりの「なりどし」「ふなりどし」のお話。
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読んであげるなら
4才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : かがく絵本・図鑑 |
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定価 | : 1,100円(税込) |
ページ数 | : 28ページ |
サイズ | : 26×24cm |
初版年月日 | : 1995年09月20日 |
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ISBN | : 978-4-8340-1333-7 |
シリーズ | : かがくのとも絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(2件)
図書館で借りてきました。果物などには、当たり年と、ウラ年(私はそう、言っていますが)がなぜあるのだろう。と、子供のころから疑問に思っていました。それが、この本を読んで、どんぐりと、それを食べるどうぶつ達には、こんな関係があったのね。と親も納得のお話でした。
桃花母さん
片山健さんの、生命力あふれる力強い絵がとても好きです。すべての地上の生き物は、ある戦略をもって如何にして生き延びるか、子孫を増やすか、たゆまぬ努力を続けている…ということを親の私は気付かされ(さて私たち人間は…? ぶち壊してばかりかも)、息子はこんなふうに世界がつながっている!ということを驚きをもって受け止めたようです。そう、世界はどこまでもつながっていて、線を引いて切り離すことはできない。生きていく中のいろんな場面でとても大事なこのことを、息子に教えてくれた本です。
taguroさん
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