娘(40歳)が小学生の頃、学校で呼びかけ、というので子ども達がこの詩を大きな声で読みあげました。何年もの時をつないで、良い詩は残っていくのでしょうね。
基本情報
- カテゴリ
- 絵本
- ページ数
- 44ページ
- サイズ
- 26×20cm
- 初版年月日
- 2017年03月05日
- シリーズ
- 日本傑作絵本
- ISBN
- 978-4-8340-8326-2
- テーマ
- 夏/小学中学年からの読みもの/ほっと一息つきたいときに/【6年生・光村図書】 国語教科書採用R6
みんなの感想(30件)
多くの人に読んで見てほしい絵本です。 何度読んでも飽きないし、読んで見るたびに新しい発見と想像が膨らむ1冊です。 詩をあまり読まない人わからない人でも、この絵と一緒に見れば、たちまち見える風景は変わっていって、いつも私のそばにいてくれる特別な絵本です。そして、詩の凄さに気づく。 誰かにもっと読んでほしい、知ってほしい!そう思って今感想を書いています。
これぞ絵本!! 何回みても毎日眺めてもあきません。かぞえきれぬほど読みました。だがアキマセン、色々と細工があって、時の流れを感じます(例えば公園の前の看板とかバス停の名前とか)。ボクチャンの誕生日もホホエマしいし、2人がねている所を母と祖父がのぞいている所もホッとさせられます(ボクだけ先にスイカ、イチゴを食べた?)。
私たちが生きている間で、本当にあるべき風景が、目の前にあるように感じられました。本当の生涯の中で喜びや悲しみは多くあるけれど、全ての人々に心から甦えて欲しいと想うべき、幼児からお年寄りまで読み聞かせたい一冊です!!
谷川俊太郎さんの詩の絵本は、他に『えをかく』や『へいわとせんそう』を持っています。『えをかく』は、詩を「一言半句たがえず」絵にし『へいわとせんそう』は言葉と絵が補完し合っていますが、この『生きる』は、画家さんの解釈というか、イメージの拡がりがすばらしく、一編の映画を観るようで、唸らされました。隅々まで見入ってしまいます。
40代の私達の小学校教科書では、何度も読み、とても馴染みのある詩ですが、今の子ども達にはそれほど印象にないように思います。このコロナ感染症の流行で「生きる」ということをもう一度見つめ直し、一人一人がしっかりと毎日を送るため、今の時代にぴったりであると感じました。
75回目の終戦記念日にこの本を求めました。新型コロナウイルスにより生活が一変した今、私たちは神様に試されている気がしてなりません。この本の中に答えがありました。命に感謝して、謙虚に生きること。当たり前のことを尊く大切に感じること。子どもにも大人にも読んでいただきたい一冊です。
死んだセミを生きる糧のエサとして巣に運ぶアリ、みているだろうという少年の姿、公園で遊ぶ景色、あるある、うんうんと納得。おしゃれに目覚める少女、笑いあう老女の幸せそうなひととき。絵の中のテレビの中でけんめいに水泳してるレースの番組。ここはNO.1にスバラシイなあ。そうそう、そうだよねって同感。皆、心に思うのは同じなのだと、ふつうってところがとても心地よい。
この本はまるで映画を見ているように引き込まれました。恐らくはオリンピックが行われたであろう夏の日を舞台に、詩の世界観がリアルにえがかれています。死と生。おじいさんの家の仏壇が開いていることから、写真にあるおばあさんは今はこの世にいないことをうかがわせます。平凡な日常にある「永遠」の貴い事。この本に出会えて感謝です。
今、コロナウィルスにて毎日のように死であったり、人の命を助ける為に命を削っている人々のことがニュースで流れています。人は死んでしまう、だれもが死んでしまうこと、だから、その時その時をしっかりと感じとってほしいと伝えたくて、この本を子どもと読みました。詩で書き綴られているので、言葉は少ないのですが、だからこそ読むことに抵抗なく、そしてしっかりと伝えることができたかな・・・と思い、願います。
谷川俊太郎さんの絵本、本が好きで読ませていただいてます。心に沁みわたる、あたたかい詩が好きです。孫にも好きになって欲しいと思い読み聞かせをしています。
心にしみると言いましょうか…。これは自分用にと購入しました。たんたんとした日々の中の情景、終活もしなければと思いつつ、言葉ひとつひとつが身体に入ってきました。私はスマホなし、PCなし、TVと新聞ラジオ(大好きです)の情報で生活しています。映画パラサイト、AI崩壊を観てから出会った本だから、よけいにこの言葉が入ってきたのかも(笑)
シンプルで谷川さんの有名な詩。立ち止まってあらためて読んでみると、そのシンプルの中に、1番大切なことが深く深く書かれていて。鳥肌がたち、購入させて頂きました。
谷川俊太郎さんが好きで、購入しました。読んでいる途中に私が泣いてしまい、子どもに「どうして泣いているの?」と聞かれても答えられず…。『あなたの手のぬくみ いのちということ』いまこの子と過ごせる時間の愛しさをかみしめました。
イラストレーターさんが同郷で嬉しかった。
私が子どもの頃、小学校の図書室で読んだ記憶があります。大人になって、長男を妊娠した時、この詞を思い出し、谷川俊太郎さんの詩集を買って、エコー写真に「生きる」を書き添えました。それは、長女、次女の時も同じでした。今、絵本となったこの詞を、末っ子の娘と一緒に読んで、生きてるって幸せだなぁと、改めて感じています。
誰が何をしていても、その短い時間の中に〈永遠〉をはらんでいる。永遠という言葉に感動しました。家族の永遠をもっと感じていきたいと思います。(主人がリタイアして家にいる時間が多く大変な時があります)
小学校でずっと(10年間)読みきかせをしてきましたが、子供の卒業と同時にその機会もなくなりました。先日、書店に並んだこの絵本のタイトルと絵にすい込まれるように手に取り、ページを開けました。懐しい感じの絵と今の私自身に向けられたような文に涙が出ました。辛い出来事が続いていたので、この絵本に出会い救われた、自身を取り戻したような気持ちになりました。この本は私自身への絵本です。どうか谷川さんへメッセージをお届けください。
谷川先生が好きだから買いました。ふだんあたりまえのことがこの詩を読んでとくべつな事に思えました。
この絵本を読んで「生きているだけで凄いことなんだ。1日1日を大切に生きたい」と思いました。今、僕の周りには、末期のガンの友人が 2人います。1分1秒でもいいから長く生きてほしいと祈る日々です。彼らに少しでも生きる希望を与えたい。これからこの本をプレゼントしたいと思います。良い本に出合えました(笑)
人として「生きる」こと、生きるとは何?と考えることの大切さを感じさせる絵本です。何度も自分で読みたいし、沢山の子供達に紹介したいです。
今、私の知人(90才)は病床の人です。私はなにも支えられませんが生きて欲しいと思います。 せっせと便りを書き、この本を目にしたので送ります。感じて欲しい、生きることをそれのみ念じています。
幼い孫をみていると、今この一瞬を在るがまま思いのままに生きていると思います。大人も動物も同様でしょう。自然や物や人の恩恵に依って生かされている。いのち在ればこそ人はものを作り、喜怒哀楽の感情を持ち、向上心を持ち、感謝の心が湧いてきます。それらのことを本作品は改めて認識させてくれました。
自分が小さかった頃、貸本やでかりてきては父のひざで本を読んでもらうのが嬉しかった覚えがあります。 息子たちが保育園に通う頃、眠い目をこすりながら寝る前のひととき、お気に入りの絵本を何度も何度もめくりました。孫の時代、お母さんは転勤族だから、本やオモチャは最低限のもので良いと考えています。 どれだけ人生を豊かにしてくれるものか人生のゴールをめざす今、自分のために絵本をもとめています。
昨年図書館にて、たまたま目にした月刊「たくさんのふしぎ」。表紙含め印象的で何度も読みましたが図書館の本なので返却・・・。FBにて絵本として出たことを知り購入しました。何度読んでもウルウルとしてしまいます。 まだ7才に伝えるのは難しいことではありますが、手にとれる場所にいつも置いておきたいです。
この詩は小室等さんの歌で知っていましたが、友人の紹介で絵本のことを知り、早速注文しました。地元の小学校で読み語り(読み聞かせではなく…)をしていますので、低学年・高学年どちらにも読みたいと思います。
毎日小さなもめごとや不安はあっても、小さな喜びを幸せと感じられるほどの、おだやかな日々を送っているけれど、生きていることのしんどさを感じることが多くなってきた今に、本屋さんでふと目にとまったこの1冊。ざっと立ち読みしてすぐレジへ。家でゆっくり読んで泣きました。泣いたらなんだかすっきりして。出合えてよかった。今に出合えて良かった。
書店で手にした妻が自分用にと購入させて頂きました。親子共々読ませて頂いております。
プレゼントでいただきました。大好きな詩だったので、とても嬉しかったです。
詩は前から知っていましたが、絵本になるとこういう絵がつくのかと驚き、感動しました。絵自体に含まれるストーリーにも発見が沢山あり、子どもと楽しんで読みました。素晴らしい本を有難うございます。
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