ホウホウフクロウ

作家・井上洋介が最後に遺した、水墨画の絵本

昨年逝去された井上洋介さんが遺した最後の絵本です。洋介さんの絵本といえば、やはりナンセンス絵本がその真骨頂といえるでしょう。その洋介さんが最後に辿り着いたのは、ナンセンスをはるかに超越した、静謐な水墨画の絵本でした。闇夜に飛び回るフクロウやミミズクたちは、見る者を圧倒する迫力もあり、のびのびと大らかでもあり。それは、常に斬新な発想で絵本を作り続けてきた洋介さんのお姿、そのものなのかもしれません。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
品切れ中です※在庫は小社の在庫状況です。在庫や取扱いの状況は各書店によって異なります。
¥1,870(税込)
この商品をシェアする

基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
32ページ
サイズ
37×27cm
初版年月日
2017年06月15日
シリーズ
日本傑作絵本
ISBN
978-4-8340-8343-9
テーマ

みんなの感想(4件)

毎ページドキドキしてめくりました。フクロウが生きていました。セミもトンボも生きていました。とても感動したので、絵の大好きな友人にも見ていただきました。友人もとても感動しておられました。そしてくるっと本の後ろの価格を見て「安い」「画集としてならもっともっと高価のはず」なるほど。納得のでき事でした。

井上洋介さん亡くなったのですね。私は50年前短大の時「バンザイじっさま」を見てからズーと大好きな人でした。井上さんの絵本は怖そうだけど、続きが見たい絵本でした。素敵な人がまた1人いなくなりましたね。もう本は買わないと思っていたのですが、買ってしまいました。

40歳から定年まで親たちと力をつくしてつくりあげた保育園で、給食調理員、事務員として務めました。毎月園児に届ける「こどものとも」を私も楽しみました。書評を見ると求めたくなります。今回も購入して毎日頁を繰って楽しんでいます。著者の最後の本です、大切にします。子どもの時、神社の森のそばで育ちました。夏はふくろうの「ホウホウ」を聞きながら眠りました。あべひろしさんのふくろうの絵はがき大切にしています。扉絵は「セミ」ですね?ミミズクでしたら失礼?

「食べる」という作品に出合ってから、井上洋介先生の絵本作品や版画に興味を持ちました。ユーモアと怖さを合わせ持った作品は、心に今後も生き続けるでしょう。先生ありがとうございました。

※いただいた感想は編集を加えたうえで、弊社宣伝物に使用させていただくことがございます。また、本サイトのより良い運営を妨げると判断した感想は、予告なく削除する場合がございます。ご了承ください。

※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご質問・お問い合わせについてはこちらをご参照ください。

※ご登録いただいたメールアドレスは、レビューに関する弊社からの問い合わせや連絡等の目的以外には使用しません。

あなたへのおすすめ

あのねメール通信

著者のエッセイや新刊情報を
毎月メールで配信します。

SNSで最新情報をチェック