毎ページドキドキしてめくりました。フクロウが生きていました。セミもトンボも生きていました。とても感動したので、絵の大好きな友人にも見ていただきました。友人もとても感動しておられました。そしてくるっと本の後ろの価格を見て「安い」「画集としてならもっともっと高価のはず」なるほど。納得のでき事でした。
ホウホウフクロウ
作家・井上洋介が最後に遺した、水墨画の絵本
昨年逝去された井上洋介さんが遺した最後の絵本です。洋介さんの絵本といえば、やはりナンセンス絵本がその真骨頂といえるでしょう。その洋介さんが最後に辿り着いたのは、ナンセンスをはるかに超越した、静謐な水墨画の絵本でした。闇夜に飛び回るフクロウやミミズクたちは、見る者を圧倒する迫力もあり、のびのびと大らかでもあり。それは、常に斬新な発想で絵本を作り続けてきた洋介さんのお姿、そのものなのかもしれません。
- 読んであげるなら
4才から - 自分で読むなら
小学低学年から