ちいさなろばは、昼間遊ぶときも夜眠るときもひとりぼっちです。クリスマスイブにプレゼントを配る手伝いをしたろばに、サンタクロースは、「あしたの朝、なにかがおまえを待ってるよ」と言います。クリスマスの朝、ちいさなろばを待っていたものは……。 『こすずめのぼうけん』『黒ねこのおきゃくさま』など、子どもの心をとらえるお話の名手、エインズワースの原作が、格調高い訳文と絵で、美しい絵本になりました。

  • 読んであげるなら
    3才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,100(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
32ページ
サイズ
20×27cm
初版年月日
2002年11月15日
ISBN
978-4-8340-1893-6
テーマ
クリスマスの絵本・童話/サンタさんの絵本/クリスマス

みんなの感想(3件)

昼間遊ぶときも、夜寝るときも、ひとりぼっちのちいさなろば。クリスマスイブにプレゼントを配る手伝いをしたろばに、サンタクロースがくれたものは・・・といった内容なのですが、素朴で温かみがあって、ろばがとっても愛しい存在に感じちゃいました。サンタクロースの手伝いを一生懸命頑張るろば。そしてそのろばの前にクリスマスの日にあらわれた真っ白なロバ。白と黒のコントラスな感じが何とも素敵でした。息子も母親が気に入って読んでいたせいか、お話にもよく耳を傾けていて、「ろばも人参が好きなんだね。2本あってよかったね」などといっておりました。

子どもの頃、大好きでぼろぼろになるまで読んだ絵本です。子ども向けのお話にしては、とても静かなトーンでストーリーが進んでいきます。そして、ヨーロッパのクリスマスの雰囲気が伝わってくる絵も本当に綺麗なんです。私はサンタクロースを信じていたので、自分のところにもこうしてプレゼントを運んできてくれる、と思うととても幸福で暖かい気持ちにつつまれました。最後に、ちいさなろばは素敵なプレゼントをもらうことになるのですが、それは読んでのお楽しみです。

真紅の表紙とタイトルだけを見て、これがクリスマスの絵本であることを誰が想像できるでしょうか。これほど地味な体裁の「クリスマス絵本」は見たことがありません。おはなしは、雪の降る中「ちいさなろば」がひとり駆け回る寒々しい場面から始まります。私が一番好きなのは、朝日を背にした「しろいろば」が登場する場面です。一面の銀世界から放たれる光。思わず目の周りが痛くなるような眩しさがあります。表紙は、サンタクロースが纏ったふかふかの赤い洋服を表しているのでしょうか?

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