こたつ
こたつの定点観測で描く、ある家族の大みそか
ある家族の暮らしの中心・こたつでのできごとを、定点観測で描いたユニークな絵本です。大みそかの朝、「今日は夜中まで起きている」と宣言して、こうたくんの長い一日がはじまります。宿題せずにごろごろしたり、おせち料理づくりを手伝ったり。年越しそばを食べた後は、初めての夜ふかしを堪能します。真上から、俯瞰(ふかん)で見る独特のスタイルで、こたつのある生活の楽しさと、家族のあたたかさ、新年を迎えるよろこびを描きます。
-
読んであげるなら
5・6才から
-
自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
---|---|
定価 | : 1,430円(税込) |
ページ数 | : 32ページ |
サイズ | : 26×26cm |
初版年月日 | : 2020年11月15日 |
---|---|
ISBN | : 978-4-8340-8582-2 |
シリーズ | : 日本傑作絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(14件)
上から見る構図の面白さにひかれて購入したところ、4歳になった息子がとても気に入って、何度も読んでいます。ちょうど年末に買ったので、この本のおかげで「おおみそか」などの言葉を覚えて、年末年始をわくわくすごすことができました。1冊まるまるを初めて音読でひとりで読めた、親にとっても思い出の本になりました。
さわさん
お子さんの年齢:4才
奈義現代美術館の展示会で初めて作品を観て『こたつ』を知りました。読んでいて幸せな気持ちにさせてくれる絵本で、毎日夜眠る前に読み返しています。絵も細部まで描かれていて楽しいです。
みかりんさん
みんなの表情は見えないけれど、そこに自分の大切な、なつかしい家族や親戚の顔がすっぽりと置きかわったような気になって、コロナ前の「密」な年末年始を思い出しました。においや音まで脳内で再現されて(味も?) 「タイムマシン」みたいな本でした。忘れたくない光景ですね。
田中 貴代美さん
お子さんの年齢:5・6才
注文紙で見かけて気になっていました!絵の雰囲気が好きで、かすれた色合いが版画みたいで印象的でした。タイトルも“こたつ”っていうのがシンプルで真っすぐ伝わり、我が家のこたつを思い出しました。家族の中心にいつも居て、机の上にある物がころころ変わって分かるわぁ~と感じたり、温度感がぽかぽかぁっときましたよ。私は表紙のみんなで“お鍋”食べているシーンが好きです。湯気とかビールとか、表情が見えない分想像してしまいますもんね!“こたつ”に出会いありがとうございます。
ますえさん
人物の表情は見えないのですが、会話のやりとりで想像するのが楽しいです。こたつの真上からのアングルで、チラシや新聞、年賀状も細かく描かれていて、じっくり見てしまいます。お料理がおいしそうですし、ビール瓶やジュースは分かりやすいように、横向きに描かれているのがおもしろいです。
ブンコさん
お子さんの年齢:5・6才
時々書店で「こども」のコーナーに寄ってみます。「こたつ」を見つけた時は、うれしくておもわず買いました。私達が子どもの頃の日常です。「昔ばなし」のような年末をおくっている麻生さんの家族が絵本になっていてうれしいです。
原田 順子さん
自分のためにこの絵本を買いました。懐かしく、子どもの頃を思い出します。学生時代一人で入っていたこたつ、結婚してから主人と2人で、子どもがうまれてからは3人4人で入っていたこたつ、今はもうありません。懐かしいです。
あっちゃんさん
さいごにこうたくんが、この絵本を読んでいたのでおもしろかったです。
あんちゃんさん
お子さんの年齢:小学低学年
5歳の娘が、ふと図書館で手に取ったこの本、大ヒットです!延長で借りましたが、家に一冊ほしくなり購入しました!おばあちゃんのメガネがこたつから見つかったり、たい焼きを温めていたり、こたつで起こる楽しいことがたくさん!娘は内容をほとんど覚えました。こうたくんが読んでる絵本を見て、あーーー!と発見して大喜びしていました。
あっこさん
お子さんの年齢:5・6才
定点観察、鳥瞰図大好き!何回も見ても発見がいっぱい。ハトサブレー、バスのおもちゃ、神奈川!etc 孫がおせちを知りたいと言い出し、ちょうど並んでいるのをひとつひとつ教えました。暖かい絵、日常の絵、すばらしい!
相澤 浩子さん
お子さんの年齢:小学中学年
こたつのあの幸せを本の中でも味わえました。こたつが恋しくなる、散らばる小さな宝探しが面白い。時々、真上から見ていない物があるのがまた良いですね。
ささもり かのこさん
書店で手に取って、びっくり!これって、子どもの本かしらん。今はコタツのない生活ですが、小学5年生?6年生の自分を思い出しました。年賀状とお酒に注目。(お酒は飲みませんが)
りんごジュースさん
暖かな麻生さんの家庭が伝わって来る、なつかしく楽しい絵本です。彼女の独自の視点が成功している傑作だと思います。細部までていねいに描かれていて、トランプや年賀状など、思わず天眼鏡で見てしまいました。子どもさんたちにはまだ見せていないのですが、老人介護施設でみなさんにお見せしましたら、皆さんとても楽しまれて、昔のお話など、話題に花が咲きました。細かく描かれている所など、特に感心。お年寄りには子どもの心に通じるものもあるようです。
M.モリスさん
北海道育ちの私にはこたつの思い出はあまりないのですが、そのあたたかさ・眠たさ・抜けられなさは知っています。二次元なのに、それらの感覚が見事に伝わってきました。思えば、卓上の面積も広くなく、足同士が触れ合うこともある「こたつ」は、”密中”の“密”ともいえるモノだと思います。ソーシャルディスタンス・非接触・オンラインが常となった今、家族でしか囲めない、究極のぜいたくなのかもしれません。飾り気のない会話、落ち着いた色遣いがかえって家族のあたたかみを引き立てていました。あと、食べ物がおいしそう!
石井 まりもさん
お子さんの年齢:5・6才
もっとみる
とじる
感想を書き込む