チェクポ
おばあちゃんがくれた たいせつなつつみ
真心こめて縫い合わされた、美しい布のお話
オギが通学鞄がわりに使っているチェクポ(風呂敷状の布のこと)は、おばあちゃんが端切れを縫い合わせて作ってくれたもの。オギは友だちのダヒの新しい鞄が羨ましてくなりません。古びたチェクポをからかわれたオギは、ダヒと大げんか。でも、おばあちゃんの針仕事の姿を思い出したオギは、一針一針にこめられた真心に気づきます。暮らしの工夫や手仕事の意義など、現代が失ったものの大切さに気づかされる絵本です。
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読んであげるなら
4才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,650円(税込) |
ページ数 | : 41ページ |
サイズ | : 25×28cm |
初版年月日 | : 2019年09月05日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8436-8 |
シリーズ | : 世界傑作絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(4件)
格差社会の中で、祖母が作ってくれたチョガッポの良さ、有難さを知るオギ。歌が何とも楽しい。たくさんの種類が有ることを教えていただきました。農村の空気が伝わり、暮しの中に美を創り出す心意気を感じて、清々しかったです。
チョルさん
今から30年程前、単身で韓国に赴任しました。あの頃の景色と重なり、胸がいっぱいになりました。また、絵本のモチーフにもなったポジャギは私も大好きで、一時習っていたこともありました。日本の風呂敷にも似ていて、なつかしさと共に郷愁にひたれる極上の一冊に出会えました。大切にします。
澤田 幸子さん
友人がくれた”韓国の布”がずっとうちにありました。表紙を見て、あっ!これもってる!!チェクポっていうのか・・・とこの本を買いました。とても嬉しかったです。オギは私と同年代かな。絵の美しさ、自然とくらし、時代にも見入りました。ともだちのけんかと笑い。大切な1冊となりました。
飯原道代さん
人も風景も優しく温かみのあるタッチで特に田舎の自然と村の風景が美しく描かれまず絵に魅了されました。まだ物資も豊かではない時代に、友達の鞄を羨ましく思いながらも、最後はおばあちゃんがきれいな布切れを集め心をこめて縫ってくれたチェクポを大事に思う主人公オギの素朴で純粋な姿と全体を通じる美しい絵に心がほっとしました。どこか日本に通じる風景を感じつつ、オギのチェクポはきっと色鮮やかできれいだったんだろうなと韓国らしい文化も感じられ素敵な絵本でした。
希望さん
お子さんの年齢:2才
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