なっちゃんのなつ
真夏の一日、女の子が出会う無数の生命と死
なっちゃんがともちゃんの家を訪ねると、ともちゃんはいませんでした。そこで一人で河原にでかけてみると、今は夏の真っ盛り。草が生い茂り、花が咲き、虫たちがうごめいていました。無数の命がひしめく傍らには、魚を飲み込むアオサギや、あちこちで死んでいるセミ。通り雨に降られて家に帰ると、おばあさんからお墓参りに誘われます。お墓参りから帰ると、なっちゃんはともちゃんと遊びました。日本の夏の、濃密な美しさを描いた絵本。
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読んであげるなら
4才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : かがく絵本・図鑑 |
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定価 | : 990円(税込) |
ページ数 | : 28ページ |
サイズ | : 26×24cm |
初版年月日 | : 2019年06月10日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8466-5 |
シリーズ | : かがくのとも絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(3件)
生と死を感じた。
宮井 政明さん
なっちゃんは昭和の女の子。表情も身につけている服も、はいているズックも、60年前の自分と、ともだちの姿をほうふつとさせます。なっちゃんを囲む、山、川、木々、草、花、虫、魚、全て生命にあふれ、絵本からとびだし、私を包みこみます。孫や幼稚園のこどもたちにも、この緑の世界の風にあたらせたい。読み聞かせの時が楽しみです。
くまさん・Aさん
お子さんの年齢:4才
とても面白いです。これからも良い作品を待っています。皆様、頑張ってください。
スッチーさん
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