しろいうさぎとくろいうさぎ

白いうさぎと黒いうさぎのやさしい愛の物語

白いうさぎと黒いうさぎは、毎日いっしょに遊んでいました。でも、黒いうさぎはときおり悲しそうな顔で考えこんでいます。心配になった白いうさぎがたずねると「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」と、黒いうさぎはこたえます。黒いうさぎが願っていたのは、白いうさぎといつまでも一緒にいられることでした。それを知った白いうさぎはどうしたでしょうか? 結婚式の贈り物に選ばれることも多い、優しく柔らかな2匹のうさぎの物語。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,320(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
30ページ
サイズ
31×23cm
初版年月日
1965年06月01日
シリーズ
世界傑作絵本
ISBN
978-4-8340-0042-9
テーマ
ほっと一息つきたいときに/ロングセラー/大切な人に贈りたい本/100刷を超えた本

みんなの感想(33件)

友人からのプレゼントで息子に読みました。まだ内容は理解できない様子でしたが、本自体も大きくうさぎの絵は夢中で見ていました。物語は一緒にいたいと願う2人が「結婚」という形で2人で生活していくというものでした。「結婚」に至るまでうさぎたちが悩んだり、その気持ちを言葉にして共有する姿は読んでいた私自身も息子が生まれる前を思い出し、心が温かくなるお話でした。今後も長く読み聞かせ、息子とこの物語を共有したいと思います。

心があたたまるお話でした。“お友達との関わり”が4歳に入ってから増えてきたところで、思い合う気持ちを育てている時期にぴったりだと思いました。文量もちょうどいいようで、自分でも読んでいます(公文でカタカナや漢字も習っているのでほど良いみたいです)。うさぎの絵もとっても可愛いですね。お友達にも紹介しようと思いました。

50年くらい前にこの本のガース・ウィリアムズさんの絵が小学校ながら印象に残っていて、心身が思わしくない今、絵本を読んでみようと思い出したのがこの本でした。「おたがいを愛する心」を理屈なしにストレートに感じ、心がほっとし穏やかになりました。やはり「いい本」はいつまでも残ります。

かわいくって、愛おしい。しろいうさぎとくろいうさぎ。あなたの好きな人(動物も)はだれですか?心の泉からあふれ出す純粋な気もち。好きな人がいるうれしさ。好きな人が天国にいっても、思い出はビー玉のようにかがやくよ。大切にしてね。その気持ち。

もっとこのお話しのつづきをよんでみたい。たのしかった。

半世紀前に、この本が自宅にありました。しかし当時小学1年生の頃の自分にはやや高度で、あまり読むこともありませんでした。近年になって、この本のことをフト思い出して書店で買い、名作だと思いました。

なんでくろいうさぎは、いっぱいかなしそうなかおをするのかとおもったら、しろいうさぎといっしょにいたいからだったので、スッキリしました。でも、さいごいっしょにいられていいなーとおもいました。

私が保育士をしていた頃からある絵本で、今年はうさぎ年なので、さっそく買って孫に読んであげました。読んだ後、結婚ってどういうことと聞くと、一緒にいる事と答えてくれました。大人が読んでもほほえましく、涙が出てきました。本当にありがとう!

私にはわけあって、子どもをさずかることができません。夫婦で「絵本にふれる機会はないね」と話していました。なので「夫婦でも読める絵本」を探していた所、友人からこれをおすすめされました。二人で読み終わったとき、二人ともなみだぐんでしまいました。この絵本は「絵本は大人こそ楽しめる」と気づかせてくれました。

来年は卯年。うさぎのグッズを集めています。手ぬぐい、はしおき、ぬり絵など…。そうだ!昔読んだ本にうさぎの絵本があったな~と。書店でさがしたらあった!! こんな内容だったかな?と…。我が子も幼少期に読み聞かせをしたかなと、なつかしく思いました。福音館書店の絵本はいいですね! good!!

優しいうさぎの絵に感動しました。子どもにもこんな出会いをして結婚して欲しいものです。

『くろいうさぎの思い』素直なくろうさぎの言葉をはじめ、瞳の動きまでもが心に届く表向きに、とてもあたたかさを感じられ、しろうさぎのビックリした瞳やしぐさが愛おしく、2匹の幸せあふれる行動に心を打たれました。 『結婚式』この本を飾り、最愛の方との絆を分かち合いたいと思います。素晴らしい物語をありがとうございました。

小学生の頃に初めて読んで、いつかこんな風に大切な人ができたらいいなと思っていました。26歳になり、本当に大切な人と巡り合えたので、この本を思い出し購入しました。大切な人といつまでも一緒にいたいというシンプルな気持ちに共感しました。2匹のうさぎの表情が可愛らしくて素敵です。

約40年前 幼い息子に読み聞かせていた本を店頭で見つけ、高齢者に読み聞かせをしてあげようと思い立ち手にとりました。大きな文字やかわいい絵などみなさんとても喜んでくれます。

小学校へ入学し、2ヶ月。音読の練習に文章の長さがちょうど良かったです。まだまだ一人で読む時はひろい読みですが、親の後追い読みの時はスラスラ読めます。夏休み前には1人でスラスラ読める様に毎日親子で楽しみながら読んでいます。結婚という温かさのある内容もとてもほっこりします。

近所の人に今まで出会った中で1番心が温かくなる本だからと薦められて読み、初めて読んだ時は涙がこぼれました。それから時々思い出しては図書館で借りて読み、また心が温かくなり、私の子もこの本がたまに読みたくなるくらい好きなので、とうとう購入し自分の本になりました。子どもの心も大人の心も違った感動を味わえれるとっても素敵な本だと思います。

40年前に自分自身が持っていた、大事な大事な絵本の1つでした。今も出版されており、本当に嬉しいです。久しぶりに手にしても涙が出ました。小さい頃からずっと私も願う、願っていたお話です。これからもたくさんの子どもが読んでくれることを願います。自分の娘もこの絵本が好きでした。。購入出来て幸せです。ありがとうございます。

楽しく遊んでいるのに、何度もかなしそうな顔をするくろいうさぎ。4歳の娘と一緒に「どうしたのかなぁ」と心配に。娘と一緒にもやもやした気持ちになった時、くろいうさぎの願い事を知って、私達も目をまんまるくしておどろきました。そして、ほっとおだやかな気持ちになりました。

くろいうさぎの困った顔が、とても可愛い。読後すぐ、友人用に1冊注文しました。

4歳の娘に読みました。少し早いかな?と思いましたが、読み終えた後の娘の一言は、「しろいうさぎがくろいうさぎを好きなきもちより、くろいううさぎがしろいうさぎを好きなきもちより、なな(娘)はママがだいすき」でした。しっかり伝わったようです。

子どものときに好きだった『しろいうさぎとくろいうさぎ』うさぎさん好きの娘に読んだら、「ぴょんぴょん」と言って大ヒット。コロナウイルスで一緒にいる時間が長くなり、素敵な絵本の世界は外に出られない子どもたちの貴重な財産となります。

しみじみ読みました。

第一に絵が水墨画的なタッチで、絵を見ているだけでなにか物語を想像出来るようでした。また第二にストーリーが平易で、白いうさぎと黒いうさぎの心のやりとりがほほえましく、児童の心にうったえるものでした。

お友達のご子息の結婚式があり、引出物にこの絵本を頂きました。大学で幼児文学を専攻されたお嫁さんたってのご希望だった様です。私も若い頃、幼児教育に携わっていたのですが、この本のことは全然知らなくて、結婚式にふさわしいステキな内容に涙が出ました。“引出物に絵本”っていう切り口も良いですネ。孫に、読み聞かせたいと思っています。

うさぎさんが大好きな息子のために実母(息子から見て祖母)が買ってくれました。内容はまだよく分かっていませんが、優しい絵をとても嬉しそうに見つめています。心温まるストーリーは、読んでいる私も幸せな気持ちになります。

自分の為に購入するのは4回目です。何度読んでも、聞いても、見ても、大好きな1冊。

表紙がかわいいなと思って購入しました。音読していく内に、30?年前の結婚した頃を思い出しました。あたたかい気持ちになります。将来孫が生まれたら、読んであげます。

小さい頃に知人からプレゼントされ、大人になってからも時々読み返す大好きな作品ですが、実家で掃除の時に捨てられてしまい悲しんでいたら、夫が買い直してくれました。かわいくてかわいくて、今でも大好きです。

地域の集いの場で、高齢者の主婦たちに「大人の絵本」の1冊として紹介し、読みました。絵本も対象者によって受けとめ方は子どもたちとはまた違って受けとめ、生活に生かしていけるのではないでしょうか。

「いつもいつもいつまでも、きみといっしょにいられますように」とくろいうさぎがいった後の、目をまんまるにしたしろいうさぎが、とてもチャーミング。かわいいうさぎのラブストーリーに胸がキュンとなります。

はじめてよんだときは、なんだかほんわかして、それでいて読むととても幸せになります。しろうさとくろうさはなんとなく、性格的に私たち夫婦に似ていたので結婚式に、しろうさくろうさのグラスに本を添えて引き出物として皆さんにプレゼントしたほどの、お気に入りです。そして未だにしろうさのマグカップを使ってます。子どももお気に入りで、なんだか恥ずかしいと言いつつ良く眺めています。英語バージョンでは、読めないながらもストーリーは、全て頭に入っているので、絵を眺めながら言葉を拾って読んでいます。

前から気になっていた絵本ではあったのですが内容を全く知らないで読んでみました。ウサギはリアルな絵で色彩が暗い感じだったので悲しいお話かと勝手に想像していたのです。しかし結婚のお話でびっくりです。いままでいろんな絵本を読みましたが結婚のお話は初めてで新鮮でした。そしてリズミカルに繰り返し黒いウサギと白いウサギの会話が行われていて娘も最後の方はまた黒いウサギ言ってる!とつっこんでました。

この本は、「子どもがよろこぶ!読み聞かせ絵本101冊ガイド」(西本鶏介著、講談社、2003年)で知りました。読んだことはなかったのですが、原作者のガース・ウィリアムズさんは「大草原の小さな家」の挿絵を描いておられたことを覚えていたので、期待して買ってみました。期待どおりにいい本ですね。くろいうさぎが、「いつも、いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ」と、願い事を明かすところは、この若者の誠実な愛情を感じます。誰もが、同じように思い、結婚をし、夫婦になったわけですから、我々もこのうさぎ達の誠実な愛情を思い出すべきですね。このごろ、男女間の殺伐とした事件が多いだけに、そう思わずにいられませんでした。原作が出版されたのは1958年です。「しろい」うさぎと「くろい」うさぎが主人公になっているのは、公民権運動への賛同の意味があったのかも知れませんね。当時の風潮のなかでこの本を出版することは、まだまだ勇気の要ることだったのではないでしょうか。人へのいたわりを訴える作者の思想の強さを感じます。

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