やっぱり おおかみ
オレは、オレ。それでいい。
ひとりぼっちのおおかみが「け」という、ふくみのあるセリフをつぶやきながら仲間をさがして町をさまよっています。「おれににたこはいないかな」うさぎ、やぎ、ぶた、しか……。いろいろな動物がたくさんいますが、どこへいってもおおかみは満足することができません。仲間に入りたいようで、入りたくないのです。とうとうおばけがたくさんいる墓場までやってきたおおかみですが、はたして仲間をみつけることができるのでしょうか?
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読んであげるなら
3才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,100円(税込) |
ページ数 | : 32ページ |
サイズ | : 27×20cm |
初版年月日 | : 1977年04月01日 |
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ISBN | : 978-4-8340-0520-2 |
シリーズ | : こどものとも絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(5件)
おれににたこ はここにいます。おおかみさんは 一生のお友達です。
TKさん
文章も全部覚えるほど、好きです。最後の場面、私も心が軽くなりました。
ぶうぶうさん
「け」は私の口ぐせでもあります。思うようにいかない時、いやなことがあった時などについ言ってしまいます。半分諦めて・・・小さなカフェを営んでおりますので書棚に置きます。手に取られた方が、それぞれにいろんな想いをおおかみ君と共有されますように。
KAWAさん
仲間を捜して色々な町を旅するおおかみですが、必要最低限の文章と、ノスタルジックな絵で、おおかみの心情を読み取っていくことで、言葉にならない心の内を自分の中で、消化できた記憶があります。言葉足らずな子供にこそ何か感じ入るモノがあるようで、一人でページをめくっています。
かずほさん
大人になった今でも、はっきりと覚えている絵本。沢山、友達がいなくても (1人でも)おおかみの姿が凛としてて、子供ながらに格好良かったのかもしれません。だれもが皆、自分は【オンリー・ワン】なんだと。
ななみさん
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