へろへろおじさん

とことん運が悪いおじさんの、へろへろな一日

このおじさん、今日はとことんツイてない。友だちに手紙を出そうと思っただけなのに、家を出ようとしたら階段を転げ落ち、道を歩けば空からマットが降ってくる。さらには道の向こうからとんでもないものが……! もはや体はよろよろ、手紙はしわくちゃ。おじさんは身も心もすっかりへろへろです。とっても気の毒なのだけど、そのあまりにも不運な姿が笑いを誘います。上質なドタバタ喜劇を見ているかのような一冊です。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,320(税込)
この商品をシェアする

基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
32ページ
サイズ
27×20cm
初版年月日
2017年04月10日
ISBN
978-4-8340-8324-8
テーマ
佐々木マキさんの作品

みんなの感想(8件)

「こんな日あるよねぇ」と言いながら4歳と6歳の娘達と読みました。(実際はここまで悲惨な日というのはないけれど…)もし災難続きの1日が私や娘達にあったとしたら、この絵本の存在がきっと「救い」になることでしょう。そう、泣いてしまったおじさんにアイスクリームをくれた女の子のように!

おじさんがウソみたいな事件で、どんどんボロボロになっていくところが、8歳のおいっ子に大受けでした。ラストに救いがあって良かったです。

実習に必要な為、買いました。表紙の絵が面白くて、おもわず手に取りました。中身の内容も面白かったです。読み聞かせをしたら、絶対子どもたちが笑うような絵本です。

思ったことをあまり口に出せない気弱で優しい息子に、久しぶりに読みきかせました。多感な成長期人生の荒波をこぐ勇気になったのではないでしょうか。夫も笑って読んでいました。

悲劇が重なっても友だちへの手紙をポストに入れるため、淡々と進んで行くおじさん。目的を達成して、ご褒美のアイスクリームを食べようと思った時のさらなる悲劇に初めて感情を露にしたおじさんが健気で泣けてきました。本当は辛かったのね。最後は少し救われた気持ちです。

ついていない時はとことんついていないもので、このおじさんも次々とヒドイ目に遭いますが、最後の最後にちょっと良い事が起こります。「不幸の中にも、ちょっとした幸福がある」と、はげまされた気分になれます。子ども達だけでなく、大人も楽しめる本だと思います。

タイトルの面白さに惹かれ購入。一人のおじさんの日常をひとつの時間の経過に沿って展開する分かりやすさと面白さ。肩の力を抜いて楽しく軽く読むことが出来た。手頃な価格も魅力のひとつ。ふんだりけったりとさんざんなおじさんだが、何だか可愛げのあるおじさんに子どもたちも大喜びだった。

小学校での朝の読み聞かせに、小3の子ども達へ読みました。はじめは、しーんと聞いていた子ども達が途中から次の展開が気になり、口々につぶやきはじめました。読んでいる方も楽しかったです。

※いただいた感想は編集を加えたうえで、弊社宣伝物に使用させていただくことがございます。また、本サイトのより良い運営を妨げると判断した感想は、予告なく削除する場合がございます。ご了承ください。

※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご質問・お問い合わせについてはこちらをご参照ください。

※ご登録いただいたメールアドレスは、レビューに関する弊社からの問い合わせや連絡等の目的以外には使用しません。

あなたへのおすすめ

あのねメール通信

著者のエッセイや新刊情報を
毎月メールで配信します。

SNSで最新情報をチェック