ざっそう

雑草のたくましく生きる姿を描いた絵本

春、空き地はいろんな草でいっぱいになる。草たちは地面のとりっこをしている。仲間同士、かたまりあって葉をひろげ、茎をのばして一生懸命。ぐずぐずしている、ほかの草に負けてしまう。夏になると、夏の草たちがものすごい勢いで伸び始める。秋になると草たちは種を落として枯れていく。勝手気ままに生えているように見える雑草が、互いに激しい生存競争をくり広げている。必死で生きる雑草の姿を優しく鋭く描いた絵本。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,100(税込)
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基本情報

カテゴリ
かがく・図鑑
ページ数
24ページ
サイズ
26×24cm
初版年月日
1976年04月01日
ISBN
978-4-8340-0471-7
テーマ
かがくのとも絵本/春の散歩 身近な自然

みんなの感想(3件)

毎日歩く道で毎日出合う雑草。雑草の本はたくさんもっているものの「さあ調べようか」と気軽にはなれない。その点この絵本はとても身近。知りたかったあの雑草の名前。忘れていた名前。これらを満足させてくれる絵本です。絵のタッチもほのぼの感がして、私を満足させるものです。

甲斐信枝さんの絵本です。身近にありながら、つい見落としてしまう草たちを丹念な観察と描写で見事に描きだしています。ただの植物画ではなく、作者の思いが温かく伝わってきます。多くの子に見てほしい本です。

春の可憐な花々、夏に高く生い茂る草、季節ごとの地面を追いながら、さまざまな雑草の名を図鑑的に記し、詩のようなことばで、雑草たちの伸び方の特徴や、強さなどの性質を教えてくれる。表紙はアカマンマ、これは名前が載っていないのがざんねん。他にももっと種類が載っているとうれしいけれど、それは図鑑に譲って、雑草へのまなざしを育てるきっかけとしてはすてきな一冊。

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