夏の朝
住む人を失い、取り壊されるのを待つばかりとなった祖父が暮らした家。祖父の一周忌でその家を訪れた莉子は、庭の蓮池が見える広縁で、老婦人からふしぎな話を聞く。「あのつぼみの中には何が入っているか、ご存じ?」そして、蓮の花が開くとき、時間を越え、少女はいつかの夏へと旅をする。それは、かつてこの家で暮らした人々の想いをたどる旅でもあった。タイムファンタジーのオールタイムベストが、ここに誕生しました。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学高学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 1,870円(税込) |
ページ数 | : 256ページ |
サイズ | : 20×14cm |
初版年月日 | : 2014年05月25日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8101-5 |
シリーズ | : 福音館創作童話 |
その他の仕様 +
みんなの感想(1件)
久しぶりに心あたたまるファンタジー小説、ほのぼのしました。子供だけでなく大人が読んでも、えっ!どうなるの…みたいな、次から次へと想像をかり立てられます。ハスの花の咲くポンという音、聞いてみたいですね。本当に音がするんでしょうか。ロマンチックです。
佐藤 秀代さん
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