ビュフェ美術館の魅力に迫る!│「堀内誠一 絵の世界」@ベルナール・ビュフェ美術館 <後編>
ベルナール・ビュフェ美術館で開催中の「堀内誠一 絵の世界」。後編はベルナール・ビュフェ美術館の魅力と、可愛らしいグッズがいっぱいのミュージアムショップの様子をご紹介します。
後編 堀内誠一とベルナール・ビュフェ
@ベルナール・ビュフェ美術館
美しい緑に囲まれた場所にあるベルナール・ビュフェ美術館は、1973年に創立されました。戦後の具象画壇を代表するフランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928-1999)の作品を、油彩画、水彩画、素描、版画、挿画本、ポスター等あわせて2000点以上収蔵していて、世界一のビュフェコレクションを誇る美術館です。
黒い描線と抑制された色彩の印象が強いビュフェですが、30歳を迎えて以降はモノトーンの画風から多くの色彩を使うようになるなど、実は非常に多種多様な作品を残した画家です。現在開催中の企画展示「線の画家 ベルナール・ビュフェ」では、その作品の変遷を存分に堪能できます。
ビュフェが活躍した時代は、堀内誠一さんの生きた時代とも重なります。実は2021年、堀内さんのご自宅からビュフェのリトグラフが発見されており、そちらは今回の「堀内誠一 絵の世界」でも展示されています。堀内さんがこの作品をどのような経緯で手に入れたかは明らかではありませんが、同時代を生き、同じくパリで多くの時間を過ごした2人の画家の接点を垣間見ることができます。
ベルナール・ビュフェ美術館のすぐ手前には、「カフェ&ショップ TREEHOUSE」があります。
中に入ってまずカフェのウィンドウを覗くと……
なんとあの「ぐるんぱのビスケット」がディスプレイされていました! ぐるんぱがとても頑張って作っていたシーン、印象的ですよね。残念ながらこのディスプレイされているビスケットは非売品ですが、5月28日からはぐるんぱのビスケットをイメージして作った「ぐるんぱクッキー」が発売中とのこと! クッキーの表面には「ぐるんぱ」「BISCUIT(ビスケット)」の文字が可愛らしく刻印されています。
ショップにも『ぐるんぱのようちえん』をはじめとしたさまざまなグッズが並んでいます。どれもとっても可愛らしく、自分用にもお土産用にもピッタリです。もちろん、堀内誠一さんの絵本も販売中。原画展で気になった作品があった方は、ぜひ手に取ってみて下さい。
本美術館内には、小さなお子さん用のスペース「ビュフェこども美術館」(要事前予約) が設けられており、子どもと美術が出会うきっかけづくりの場として楽しむことができます。また「堀内誠一 絵の世界」開催中の現在は、ここにも関連するディスプレイなどが設置されています。お子さん連れの方もぜひ安心して足を運んでくださいね。
「堀内誠一 絵の世界」展とベルナール・ビュフェ美術館には、まだまだ語りつくせないほどの魅力がいっぱいあります。ぜひ皆さんも足を運んでみて下さい!!
ーーー
「堀内誠一 絵の世界」展
会場:ベルナール・ビュフェ美術館
〒411-0931 静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
会期:2022年3月19日(土) - 7月25日(月)
入館料:大人 1,000円、高・大学生 500円、中学生以下 無料 (※20名様以上で団体割引アリ)
休館日:水曜日・木曜日
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※「堀内誠一 絵の世界」展は終了いたしました。
同時開催:企画展示「線の画家 ベルナール・ビュフェ」
(会期:2022年3月12日(土) - 2023年3月26日(日)、前期2022年9月27日(火)まで、後期2022年9月30日(金)より)
2022.06.13
-
イベントレポート
古くさい? 残酷? 誤解されがちな「昔ばなし」の魅力を語る|「今こそ 昔ばなしを子どもたちに!」@教文館ナルニア国
-
イベントレポート
堀川真さん×加瀬健太郎さん『たぶん、なんとかなるでしょう。続』刊行記念トークイベント(前編)
-
イベントレポート
堀川真さん×加瀬健太郎さん『たぶん、なんとかなるでしょう。続』刊行記念トークイベント(後編)
-
イベントレポート
角野栄子さんの魔法にかけられて…|魔法の文学館(東京・江戸川区)
-
イベントレポート
エルマーと一緒に冒険の世界へ|「エルマーのぼうけん 展」@PLAY! MUSEUM(東京・立川)
-
イベントレポート
絵本から飛び出た「おもしろい」がいっぱい!|「谷川俊太郎 絵本★百貨展」@PLAY! MUSEUM(東京・立川)