いつでも、どこでも、だれとでも、楽しめる! 遊びの全書『遊び図鑑』
「生きる底力をやしなう図鑑」連載、第2回目のピックアップは、『遊び図鑑』。外遊び、内遊び、伝承遊びから、現代の遊びまで、子どもたちの日常を豊かにする遊びが満載の一冊です。
いつでも、どこでも、だれとでも、楽しめる! 遊びの全書
『遊び図鑑』
『遊び図鑑』の魅力は、なんといってもそのラインナップの豊かさ。「草花遊び」「野外遊び」「自然と遊ぶ」「伝承遊び」「作って遊ぶ」の大きな5項目の分類の中で、約800種類の遊びが、約4000点の豊富なイラストとともに、たっぷりと紹介されています。
「草花遊び」の項目を開けば、簡単な花かんむりや草笛から、植物の茎をつかって作る本格的な人形の作り方まで、身近な植物をつかって楽しめる遊びがいっぱい。「野外遊び」では、色々な種類の鬼ごっこや、「かごめかごめ」「ハンカチ落とし」など輪になって遊ぶ鬼あそび、チームで楽しむ陣地遊びなど、大人数で遊べる遊びが紹介されています。
一方、「作って遊ぶ」などでは、折り紙の様々な折り方や、しゃぼんだまの作り方、ミカンの汁をつかったあぶり出しの楽しみ方など、室内で楽しめる遊びを見つけることができます。
そのときの気分にあわせて目次をひけば、自分の興味にぴったりの遊びに出会える、まさに遊びの百科事典といえる一冊です。今回は、そんな『遊び図鑑』のなかから、特におすすめの2つの遊びをご紹介します。
ダンボールで家を作る
子どもの頃、秘密基地を作って遊んだ記憶はありませんか? 屋外だったら、木の枝や葉っぱを組みあわせて、屋内だったら、おしいれやクローゼットに毛布を引っ掛けて、などなど、自分だけの特別な空間を作る方法はいろいろありますが、『遊び図鑑』の「自然と遊ぶ」の章では、家の外でも中でも手軽に組み立てて楽しめる、ダンボールをつかった家作りが紹介されています。
ダンボールの組み合わせ方や、窓や扉の位置の工夫次第で、家をどんな形にもできるのが、この遊びの最大の魅力! 自分だけの「特別な空間」に憧れる子どもたちにとっておきの遊びです。さらに、ダンボール以外の素材も組み合わせてみると、ますます面白い、自分だけの家作りが楽しめます。親子で作りはじめたら、子どもはもちろん、大人も夢中になってしまうことまちがいなし! ぜひ親子で協力して、理想の家を建ててみてくださいね。
メンコ遊び
ふたつめのおすすめは、「伝承遊び」の章の中で紹介されている、メンコ遊び。今となっては、小学校の昔遊びくらいでしか遊んだことがない、というお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、『遊び図鑑』を開いてみると、メンコ遊びがとても広がりのある面白いゲームであることがよくわかります。まず、ご注目いただきたいのが、メンコ遊びのルール。メンコ遊びに、こんなにたくさん遊び方のルールがあること、ご存知でしたか?
「つみ」、「はたき」、「ぬき」に、「さばおり」……この4つのルールを制覇するだけでも、習得しなければいけないテクニックは、多岐にわたります。そう、メンコ遊びは、大切なカードをかけて、技術を競い合うゲーム。そうなると、なんだか、ワクワクしてきませんか?
メンコ遊びの魅力は、もうひとつあります。それは、カッコよさ次第で宝物にもなる、メンコのデザイン。市販のものももちろん素敵ですが、家にあるものを使って、自分だけのオリジナルメンコをつくってみるのも、おすすめです。きょうだいや親子で、オリジナルメンコを作って、家族で戦ってみると、盛りあがって楽しいですよ。
サブタイトル「いつでも どこでも だれとでも」の言葉どおり、どんなときでも、その状況に応じた遊びのヒントを教えてくれる『遊び図鑑』。遊び盛りの子どもたちの心強いおともになる一冊です。
宣伝課・U
入社3年目。ベーゴマか、メンコかときかれれば、メンコ派。小学生の頃は、給食の牛乳瓶のフタについたフィルムでメンコを作って遊んでいました。
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2020.05.03