日々の絵本と読みもの

焼けたかな? 食べよかな? 美味しい絵本『おもち』

焼けたかな? 食べよかな? 美味しい絵本

『おもち』

子どもたちは「食べもの絵本」が大好きですが、絵本『おもち』は、題名の通り、おもちを火鉢で焼いて食べる喜びを描いた作品です。

さあ、火鉢の網の上におもちをのせて、じっくり焼いてみましょう。
はじめはカチカチだった四角いおもちも丸いおもちも、網の上で少しずつやわらかくなっていきます。
「ちりちり ちりり」。焦げ目がついたらひっくりかえして、反対側も焼きます。


いいにおいがしてきました。
「ぷぅー ぷくっ」。大きくふくらんでくると、できあがり!
焼きたてのパリパリでモチモチのおもちを、磯辺焼き、きなこもち、あんこもち、からみもち……、いろいろな味つけでいただきます!
思わず手が伸びてしまう美味しい絵本です。

この絵本をつくったのは、無印良品やモスバーガーをはじめ、広告や食品のパッケージ、雑貨のイラストなど幅広く活躍する「彦坂木版工房」の彦坂有紀 さんともりといずみさん。木版画で多くの色を重ねながら、きめ細やかにおもちの焼き色を表現されています。ほどよくついた焦げ目の美味しそうなこと! 香ばしいにおいが、ぷーんとただよってきそうな絵本です。

子どもたちが大好きなおもちの絵本。ぜひ、年末年始、お正月にむけて、子どもたちといっぱい楽しんでください。
※小さいお子さんとおもちを食べるときは、のどにつまらせないように、小さくちぎってあげましょう。

2021.12.28

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